サムヤン(Samyang)が、初のキヤノンRFマウントレンズを発表した。発表したのはMF 14mm F / 2.8 RFとMF 85mm f / 1.4 RFの2本で、キヤノンEOS Rミラーレスカメラにネイティブマウントできる。
キヤノンのミラーレスカメラは新しいRFマウントを採用している。RFマウントカメラはDSLRのような大きなミラーボックスを必要としないのではるかにコンパクトになる。またEFよりもはるかに短いフランジ距離にできる。
キヤノン自身もEOS Rカメラと同時にRFマウントレンズとEF-RFマウントアダプターを発表している。しかしもちろんサードパーティのレンズメーカーも互換レンズを発売するのは従来と同じだ。
サムヤンから発売される最初の製品は、MF 14 mm f / 2.8 RFとMF 85 mm f / 1.4 RFの2本のマニュアルフォーカス、単焦点広角レンズだ。
これらのレンズの仕様を見ると、既存の同社のレンズを利用していることが分かる。
MF 14mm F2.8 RFの主な仕様
- 絞り:2.8-22
- 構成:10群14枚
- コーティング:UMC
- 最短合焦距離:0.28m
- 拡大比率:x0.08
- 絞り羽根:6枚
- 画角:115.7°
- 重さ:800g
MF 85mm F2.8 RFの主な仕様
- 絞り:1.4-22
- 構成:7群9枚
- コーティング:UMC
- 最短合焦距離1m
- 拡大比率:x0.09
- 絞り羽根:8枚
- 画角:28.3°
- 重さ:730g
どちらもフルフレームセンサーフォーマットに対応しており、雨や雪に対する対候性も確保されている。
同社には豊富なマニュアルフォーカス単焦点レンズのラインアップがあり、今後も再設計されたRFマウントレンズが発売されるだろう。
価格は未定だが、同社の他のマウントのレンズから考えると、どちらも300ドル未満と思われる。
なお、フォトキナ2018で「世界で最も歪みの少ないフルフレーム広角レンズ」としてXP 10mm f / 3.5が発表されている。これは最大130°の画角で、11群18枚のレンズ構成を持つレンズで、3月22日にキヤノンマウントと、続いてニコンマウントが発売される予定。価格は126,900円〜(税込)。