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Saramonicが、の超広帯域UHF伝送K9オーディオシステムを発表

Saramonic K9システムは、一般的に使用されている2.4GHz帯ではなく、UHF帯で伝送する。これは、同社がよりハイエンドなプロフェッショナルオーディオに参入することを意味する。

超広帯域UHFを使用Saramonic K9オーディオシステム

ワイヤレス信号が飛び交う撮影現場では、多くの機器が採用している2.4GHzの周波数帯で動作するマイクは干渉が発生しやすい。Saramonic K9 Audio Systemは、超広帯域550~960 MHz UHFスペクトラムと独自の「LNA」技術を使用することで、グローバルな互換性と優れた耐干渉性による信頼性の高いオーディオ伝送を実現している。この信頼性は、堅牢な作りにも支えられている。

Saramonic K9
Saramonic K9. Image credit: Saramonic

業界をリードするダイナミックレンジと32ビット浮動小数点

Saramonicは、このシステムが130デシベルのダイナミックレンジを実現すると謳っている。同社のウェブサイトでは、このことを説明したプロモーションビデオが公開されている。このシステムは、歪みやディテールの損失なしに、高い音圧レベルと低い音圧レベルの両方を捉えるように設計されている。このダイナミックレンジと32ビット浮動小数点録音を組み合わせることで、クリッピングを心配することなく収録できる。

Saramonic K9
Saramonic K9. Image credit: Saramonic

オンボード録音

K9は、TXユニットに32GBのメモリーカード(最大128GBまで交換可能)を搭載しており、オンボード録音が可能だ。ただし、米国では特許の問題により、ワイヤレス伝送と内蔵録音を同時に使用することはできないが、個別に使用することは可能だ。また、このキットを米国以外に持ち出すと、アプリがGPSを認識し、この2つの機能を同時に使用することができる。

Saramonic K9
Saramonic K9. Image credit: Saramonic

小型Lavマイク – 3mm

Saramonicは、ラベリアマイクを隠す必要があるサウンドレコーダーに最適なマイクを搭載したいと考えていた。3mmの小型「小型Lavマイク」は、ほこりや水に強く、引っ張られても壊れにくく、衣装の下に違和感なく隠すことができる。また、IP67規格の防塵・防水性能と、ケブラー®強化ケーブルも備えている。

Saramonic lav mic
Saramonic lav mic. Image credit: Saramonic

Saramonicシステムアプリとタイムコード

Saramonicは、K9システムに接続してタイムコードを生成するアプリを開発した。このアプリは最大48台のデバイスを制御できる。K9デバイスをスリープ状態にしたり、アプリからファームウェアを更新することも可能だが、「米国で販売され、運用されているK9システムはワイヤレス伝送と同時録音を行うことができない」ことを覚えておく必要がある。

Saramonic System. Source Saramonic
Saramonic System. Image credit: Saramonic

ユニバーサルケーブルの互換性

K9システムは接続の互換性も高い。USB-CからUSB-C、3.5mm TRSからXLR、または3.5mm TRSからTRSを使用できる。

Saramonic K9
Saramonic K9. Image credit: Saramonic

価格と発売時期

Saramonic K9 オーディオシステムは、149,000円で、発売は4月11日頃の予定。詳細については、Saramonicのウェブサイトをご覧ください。

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