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著名映画監督らがテレビに「映画制作者モード」を提唱 - 映画制作者の意図通りに表示

著名映画監督らがテレビに「映画制作者モード」を提唱 - 映画制作者の意図通りに表示

ハリウッドの映画制作者や大手メーカーが参加し、新しいテレビ設定の標準化を検討するUHD Alliance(UHDA)が「映画制作者モード(Filmmaker Mode)」を提唱している。これは、映画を制作者の意図したとおりに表示できる新しいテレビ設定だ。

映画制作者モードでは、家庭のテレビで付加する後処理を無効にするモードで、視聴者が映画を本来意図された映像設定で視聴することを簡素化する。

ただし、新しいテレビ設定の標準化を検討するUHD Alliance(UHDA)と提携しているメーカーは多いが、「映画制作者モード」が制定された後も、すべてのメーカーが準拠するかは不明だ。

ハリウッドの著名人や大手企業もサポート

この映画制作者モードには、ハリウッドの著名人も意見を発信している。

マーティン・スコセッシ、クリストファー・ノーラン、ジェームズ・キャメロン、ライアン・ジョンソン、J・J・エイブラムス、ライアン・クーグラーなどの映画界の有力者がこのモードを支持している。

また、アマゾン、デル、ドルビー、グーグル、インテル、パナソニック、フィリップス、パラマウント、サムスン、ソニー、東芝、ワーナーブラザーズなどの大手企業もUHDAメンバーに参加している。このような状況から、「映画制作者モード」は近いうちに制定されると予想される。

「映画制作者モード」が必要な理由

多くの視聴者はテレビの設定をいちいち調整して視聴していないし、その方法も複雑だ。ダイナミックコントラスト、モーションスムージング、カラーエンハンスメントなど、一般の視聴者には分からないだろう。多くの場合、これらの設定は最初に設定されたまま観られている。また、実際に変更しようとしても、正しく設定できるかは別の問題だ。

多くの場合、テレビ内部で不要な後処理をされ、色、明るさ、明瞭さが必要以上に上げられているし、フレーム補完やアスペクト比、あるいはコントラストも映画には最適ではない。

「映画制作者モード」はこれを簡単にするためのもので、フレーム補完機能を自動的に無効にし、制作者が意図した色、アスペクト比、フレームレートで表示し、難しい操作をしなくても映画に最適のルックを設定できる。

「家庭で映画がどのように観られているかが気になります。映画制作者モードなら、映画館のような、本来の映像美を実現できます。」と、ライアン・クーグラー氏は述べている。

 

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