ゼンハイザーがオールインワン、クリップオンマイクシステムProfile Wirelessを発表
NAB 2025で、ゼンハイザーのキャリー・ブレイク氏に、Profile Wirelessシステムについてインタビューを行った。このシステムは昨年発売されたものだが、ゼンハイザーが2チャンネル、2.4 GHzワイヤレス分野への初参入したことで、NABでは再び注目を集めている。このシステムは、デュアルクリップオントランスミッター、内蔵レコーダー、ハンドヘルドマイクとしても使用でき、充電バーを組み合わせている。
Profile Wirelessは発売当初にレポートしており、こちらからご覧いただけるが、今年のNABでは、実際の動作について詳しく説明している。2つのトランスミッターとレシーバーは、コンパクトな充電バーに収納でき、バーはハンドヘルドのインタビューマイクとして使用できるほか、三脚用のネジ穴を利用して三脚にマウントすることも可能だ。各トランスミッターには内蔵マイクが搭載されており、外部マイクを接続することもできる。レシーバーは、付属のUSB-C、Lightning、コールドシューアダプターを使用して、スマートフォン、ノートパソコン、カメラに直接接続できる。

内部録音とバックアップ
Profile Wirelessはスタンドアロンマイクとして使用でき、また各トランスミッターに16GBの内蔵メモリーが搭載されており、最大30時間のオンボード録音が可能だ。この内部録音は、信号のドロップアウトや干渉が発生した場合のバックアップとして有用だ。また、セーフティートラックモードでは、2番目のチャンネルを低ゲインで録音し、突然の大音量による歪みを回避するのに役立つ。現在、このシステムは24ビットで録音しているが、ファームウェアのアップデートが予定されている。また、Profile Wirelessはゼンハイザーのシグネチャサウンドプロファイルを搭載している。
バッテリーと充電
各トランスミッターは1回の充電で最大7時間動作する。必要に応じて、USB-C経由で電源に接続したまま動作させることもでき、中断することなくより長いセッションが可能になる。充電バーにはトランスミッターとレシーバーの両方を収納でき、満充電すると約15~18時間使用できる。USB-CからUSB-Cへの充電ケーブルが付属している。充電バーは動作時間を延ばし、三脚にマウントすることもできる。

互換性と接続性
レシーバーは、スマートフォン、ノートパソコン、デジタル一眼レフカメラなど、さまざまなデバイスに直接接続できる。USB-CとLightningアダプター、コールドシューマウント、3.5mm TRSケーブルが付属しているので、追加のアクセサリーを購入する必要はない。各トランスミッターにはロック式3.5mm入力端子が搭載されており、必要に応じて外部ラベリアマイク用と組み合わせることもできる。
価格と発売時期
Sennheiser Profile Wireless は現在発売中。 詳細については、ゼンハイザーのウェブサイトをご覧ください。