シャープsuper35mmセンサーを搭載したプロ用8Kカムコーダーを発表した。8K (7680×4320)60fpsの撮影ができる。
4Kがすでに時代遅れになりつつあるように見える。今日シネマ業界で最もホットな話題はREDがリードする“8K”だ。プロフェッショナル映像制作にとって今後最も有望な方向性だろう。
そんな中、シャープが8Kのプロ用カムコーダー、8C-B60Aを発表した。 これはアストロデザインが持つ8Kカメラを使いシャープがカムコーダーとして商品化したもの。PLレンズマウントを採用しており、シャープは「世界で初めて8K(60p)映像の「撮影」「収録」「再生」「ライン出力」が可能なカメラ/記録部一体型の業務用8Kカムコーダー」と説明している。
同社のプレスリリースによれば、このカメラには3,300万画素super35mm相当のCMOSイメージセンサが搭載されている。効率的な8K(60p)の記録方式により、バンドルされた2 TB SSDパックを使用して約40分間の連続録画が可能だ。記録と同時に8Kの非圧縮画像をリアルタイムで出力できるため、ライブ送信にも使用できる。
なお、このカメラは2020年夏季東京オリンピックで使用される可能性もある。ENGスタイルのカメラなので、美しい8K映像をライブ放送できるだろう。
コーデック – (7680×4320 4:2:2 10-bit)
このカメラは、WindowsとMacintosh両方のプラットフォームに対応した中間コーデックであるGrass Valley HQXコーデックを使用している。 8K(DCI)までの各種の解像度に対応し、10ビットまたは8ビットで記録する。
価格と発売時期
8C-B60Aは2017年12月に880万円(税別)で出荷開始の予定。
まだサンプル映像はないが、REDなどの8Kカメラと比較して、どのような映像が見られるのか楽しみだ。
ただ個人的には、解像度ばかりが注目されることには疑問がある。高解像度だから良い映画が撮れるということではないからだ。