Atomos AtomX CASTは、Ninja VとNinja V+のための最新の拡張モジュールだが、残念なことに、複数の購入者から、届いたユニットがファームウェアの問題で動作しないという報告があった。そこで、CineDではAtomosに連絡を取り、その詳細を確認した。
2021年6月、AtomosはAtomos AtomX CASTを正式に発表した。この拡張モジュールは、その内部にNinja V/V+を挿入することで、モニター/レコーダーをライブスイッチングとレコーディングのデバイスに変換することができる。
Atomos AtomX CASTの課題
AP35が作成した上のビデオでは、主な問題点が明確に示されている。Atomosは、Ninja V/V+モニターレコーダーで動作させるためのファームウェアなしに製品を発送した。
記事作成時点では、AtomX CASTはAtomosのウェブサイトで「2021年7月発売」と表示されたままだ。B&HやCVPを含むほとんどのウェブサイトでは、本機は予約/バックオーダーの状態になっている。
また、本機の特徴についても、まだかなり曖昧な部分がある。例えば、4つの映像を別々のISOとして同時に記録できるのか?それとも、番組出力だけが記録されるのか?などだ。
これらの点について、Atomos社に問い合わせたところ、以下のような回答が得られた。(訳者翻訳)
Atomosでは、品質、互換性、パフォーマンスを非常に重視しています。2021年6月にAtomX CASTを発売しましたが、出荷前にファームウェアに関連する予期せぬパフォーマンスの問題が見つかりました。私たちは直ちに出荷を中止し、エンジニアリング、製品、品質保証の各チームがこの問題の解決に全力で取り組みました。
残念ながら、その間にAtomX CASTの一部が誤ってファームウェアなしで出荷されてしまいました。鋭意努力しておりますので、近日中に対応策を発表する予定です。
もしAtomX CASTをお受け取りになった場合は、サポートチームにご連絡いただければ、Ninja V 5 “アクセサリーキットとH.265アクティベーションを無料で提供させていただきます。
価格と発売時期
Atomos AtomX CASTの販売価格は399ドルで、同社の発表によると出荷時期は未定。ただし、同社の日本サイトには、まだ AtomX CAST自体 の情報は掲載されていない。