ユーザーが “デッキ “を作成し、チームとリファレンスを共有できる映画スチール写真のオンラインデータベースであるShotDeckが、デスクトップ版とほぼ同じ機能を持つiOSアプリを正式にリリースした。iOS以外のユーザー向けに、Androidアプリも開発中だ。
ShotDeckは、映画制作者、クリエーター、映画学生などのための共同オンラインツールだ。オスカーにノミネートされた撮影監督であるローレンス・シャー(ASC)が、彼のニーズを解決するために設立したShotdeckは、高解像度の映画画像のデータベースで構成されている。プリプロダクションの段階で参考資料やビジュアルスタイルを探す際に役立つライブラリとして機能し、私たちは画像をカラーグレーディングする際、既存の映画スチールなどとマッチングさせる際に使用している。
スマートフォンやタブレットに映画のスチール写真ライブラリ
iOSアプリとして新たにリリースされたことで、ShotDeckはモバイルアプリとタブレットアプリの両方を備えた初の画像データベースとなった。ShotDeckを使えば、画像の「デッキ」を作成し、チームと共有することができる。5000本以上の映画、テレビ番組、ミュージックビデオから100万枚以上の画像が利用できるのだ。撮影の詳細を調べたい人のために、ショットにはアスペクト比、照明、使用されたカメラとレンズ、撮影場所などの情報がタグ付けされている。
『ジョーカー』や『ハングオーバー』3部作のDoPであるローレンス・シャーは、2014年に情熱的なプロジェクトとしてShotDeckを立ち上げ、2021年に正式にサービスを開始した。
新しいiOSアプリには、ShotDeckのチームによってキュレートされたムービーの提案を提供する新機能「Discover」ページが追加された。RGB値を指定して同じHEXコードを持つショットをライブラリから取得できるカラーピッカーツールなど、デスクトップ版の他のほとんどの機能が利用できる。また、「類似ショット」機能も利用可能で、AI分析を使って特定の画像ソースに類似した画像を表示してくれる。
価格と発売時期
Android版はまだ開発中だが、ShotDeckのiOSアプリは現在アップルのapp store,で入手できる。ShotDeck.comで2週間のトライアルができる。その後、99.95ドルで年間購読、または12.95ドルで毎月購読することができる。