
シグマは新しいオールラウンダートラベルズームレンズ16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporaryを発表した。このレンズは、コンパクトで軽量、耐候性に優れた筐体でありながら、写真や動画撮影に向いている。このAPS-Cレンズは、ほとんどの同社の DCレンズがそうであるように、様々なマウントに対応する。現在のところ、キヤノンRF、富士フイルムXマウント、ソニーEマウント、Lマウントが選択できる。
超高倍率ズームレンズは、一般的なズームレンズやプライムレンズよりも光学的に劣っていると考えられがちだ。しかし、20年近く前に初めて18-200mmを手にしたとき、構図の自由さを感じたことを覚えている。南米を5ヶ月間バックパッカーで旅したことも、この自由な感覚に若干の影響を与えたかもしれない。

仕様
数十年にわたるレンズ製造によって磨かれたシグマのノウハウに従い、このクラシックなスーパーズームは、14群20枚と、かなり複雑な光学式で構成されている。FLD1枚、SLD4枚、非球面レンズ4枚を含み、収差、ゴースト、フレアを最小限に抑える。また、このレンズは非常に優れたマクロ性能を発揮する。70mmの設定で1:2の撮影倍率を達成し、他の焦点距離では印象的な近接撮影ができる。開放F値はF3.5-6.7で、9枚羽根の絞り羽根で、心地よいボケを得ることができる。

メカニカルな特徴
シグマ16-300mm F3.5-6.7 DC OSのデザインは、SIGMA BFとは異なり「控えめ」である。黒いプラスチックのフードと67mmの前玉の後ろに、黒く長いレンズがある。

光学式手ブレ補正機構(OS)は、ワイド端で最大6段分、テレ端で最大4.5段分の効果を発揮する。高応答リニアアクチュエーター(HLA)は、スピードと静音でAFを駆動する。耐候性は素晴らしいが、このような突出したデザインは埃や湿気には必ずしも万全ではない。
対象ユーザー
シグマ16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporaryレンズは、広い焦点距離範囲があるため、コンパクトで手頃な価格のレンズで広い焦点範囲をカバーしたい人のニーズに応えるだろう。屋外での撮影や旅行での携帯など、多くの場面で有用だろう。

価格と発売時期
シグマ16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporaryは、RF、X、Eマウント、LマウントのAPS-Cカメラ用で、699ドル(国内はオープン価格)。発売はマウントにより2025年4月~5月を予定している。
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