シグマは、キヤノンEF-Mマウント用のAPS-Cプライムレンズ3本を発表した。 16mm、30mm、および56mm f / 1.4で、現在ソニーEマウントおよびマイクロフォーサーズマウントで発売されているものだ。 EF-Mマウントバージョンは秋に発売予定。
キヤノンEF-Mマウント
キヤノンEF-Mマウントは、普及途上のカメラマウントだ。このマウントを採用するキヤノンのミラーレスカメラはまだ少数で、これらはAPS-Cサイズのセンサーを搭載している。これらのカメラは、我々映像クリエーターにとってはそれほど興味あるものではなかった。
しかしEF-Mマウントを採用するM50は、非常に小型で価格も手ごろなブロガー向けカメラだ。このカメラは4K UHDでビデオ記録ができるが、クロップされるとともに、デュアルピクセルAFは無効になるため、あまり魅力的ではない。デュアルピクセルAFはフルHDモードでのみ使用可能なため、フルHDのカメラとして有用だろう。M50のレビューはこちら。
キヤノンはフルフレームのRFマウントを前面に出しており、古いEF-Mマウントは過去のものと思われがちだが、シグマはこのマウントのユーザーも忘れていないようだ。
シグマのEF-Mマウント16mm, 30mm and 56mm f/1.4レンズ
先日シグマはfpと名付けられた新しいフルフレームポケットサイズのミラーレスカメラを発表した。(記事はこちら)
今回発表されたキャノンEF-Mマウント用APS-Cプライムレンズ3本を含め、これらのレンズは、シグマのDC CN Contemporaryシリーズにラインアップされる。DC CN Contemporarは、ソニーのEマウントとマイクロフォーサーズマウントですでに発売されている。 3本のレンズはすべてf / 1.4で、焦点距離は16 mm(24 mm:35mm換算)、30 mm(45 mm:同)、および56 mm(84 mm:同)となっている。
これら3本のレンズは今年の秋に発売される予定。価格はEマウントやマイクロフォーサーズ用に近いものになるだろう。
キヤノン自体は、新しいRFマウントに力を入れているのに対し、他のレンズメーカーがキヤノンのEF-Mマウントに投資しているのは興味深い。今後のEF-Mマウントの方向が気になるところだ。