シグマは、キヤノンRFマウントAPS-Cミラーレスカメラ用の16mm F1.4 DC DNと23mm F1.4 DC DNを発表した。これらのレンズは、これまでソニーE、マイクロフォーサーズ、ライカL、富士フイルムX、ニコンZ、キヤノンEF-Mマウント用として発売されている。
キヤノンはRFレンズマウントをサードパーティメーカーに開放し始め、ユーザーの選択肢が増えた。これまでは、電子接点のない完全マニュアルレンズのみがRFマウントに対応していた。サムヤンとヴィルトロックスはRFマウント用のフルフレームオートフォーカスレンズを発表していたが、キヤノンの知的財産権の行使により、これらのレンズはその後製造中止となっている。現在、サードパーティのオートフォーカス対応はAPS-Cカメラに限られている。
11月には、30mm F1.4 DC DNと56mm F1.4 DC DNレンズと共に、これらのレンズの発表を取り上げた。記事はこちら。
SIGMA RF 16mm F1.4 DC DN Contemporaryの主な特徴
APS-CフォーマットのRFマウントミラーレスカメラ用に設計されたSIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporaryレンズは、25.6mm相当の焦点距離を持ち、風景や建築物などの広角撮影に適している。
主な特徴
- APS-C|f/1.4からf/16まで
- 25.6mm(フルサイズ換算)
- 丸みを帯びた9枚羽根絞り
- ステッピングモーターAFシステム
- スーパーマルチレイヤーコーティング
- 非球面レンズ2枚
- SLDレンズ2枚、FLDレンズ3枚
- ウェザーシール構造
このレンズの重量は415グラムであり、携帯にも便利だ。
シグマRF 23mm F1.4 DC DN Contemporaryの主な特徴
SIGMA 23mm F1.4 DC DN Contemporaryは、APS-Cカメラ用に最適化されたレンズで、フルサイズ換算で35mm相当の標準画角が得られる。開放F値がF1.4であるため、ポートレート、ストリートフォト、ビデオ撮影など多目的に使用できる。
主な特徴
- APS-Cフォーマット|F1.4~F16
- 37mm(フルサイズ換算)
- 優れた低照度性能
- 高速インターナルフォーカスシステム
- 丸みを帯びた9枚羽根絞り
- 防塵防滴設計
このレンズの重量は340グラムで、長時間の撮影にも適している。
価格と発売時期
シグマはRFマウントに参入することで、品質を犠牲にすることなく、価格競争力のある互換レンズを提供する。
シグマは両レンズの予約受付を正式に開始し、価格は16mmが489ドル(国内はオープンプライス)、23mmが599ドル(同)となっている。
以下の同社のレンズも発売中。
- SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Contemporary
- SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary
シグマのRFレンズの詳細については、シグマのウェブサイトをご覧ください。