先週フォトキナ2016でシグマが85mm F1.4 Artレンズを発表したが、これは同社のレンズラインアップで次のステップとなるものだ。次はArtの長玉が期待される。
IBCとフォトキナは近接して開催されるので、多くのメーカーの新製品が洪水のように発表される。シグマもその一つで、ハイスピードシネマズームとプライムを発表した。
このレンズシリーズの中に85mm T1.5が含まれていたのだが、鋭い読者は静止画用Artシリーズにこの焦点距離が無いことに気付いただろう。
当然フォトキナでこれが発表されることは予想できたはずだ。そして、予想通り発表された。
シグマによれば、このレンズはポートレートにこだわったレンズのようだ。新設計の高速HSM(HyperSonic Motor)や防塵、防滴処理で高品質なレンズを実現している。なお、ニコン用へも電磁式絞りを採用し、高速連写時のAE安定性を向上させている。
マウントに関しては、キヤノン、ニコンマウントに対応し、ソニーのEマウントにはMC-11マウントアダプターで対応する。更に、USBでファームウエアのアップデートやオートフォーカスの調整も可能。
主な仕様
焦点距離: 85mm
絞り最大/最小値: f/1.4 – f/16
マウント: Canon EF, Nikon F, Sony E (アダプター対応)
フォーマット: Full Frame, APS-C / Super 35mm
画角: 28.6°
最短撮影距離: 85 cm
拡大率: 0.12x
最大倍率: 1:8.5
レンズ構成: 12群14枚
絞り羽根数: 9枚円形絞り
手振れ補正: 無し
オートフォーカス: 有り
フィルター径: 86 mm
大きさ: (DxL) 94.7 x 126.2 mm
重さ: 未定
シグマからフルフレームワイド、12-24mm F4 zoomや新シネマレンズなどのArtシリーズの他、スポーツ用の500mm F4など新製品が続々登場している。
今後100mmマクロや135mm Artも待たれるところだ。
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