BMPCC4Kと6K用のモニター改造キットに続き、シグマfpカメラ用の同様のキットが発売された。 価格は259ドルで、タッチスクリーン操作を維持し、上向きに180度、下向きに90度傾けることができる。カメラのコンパクトさは変わらない。
2019年6月に、BMPCC 4Kにスクリーンの角度調整機能と、M.2SSDをも追加するキットについてレポートした。これを開発したのは中国のPower Cheung氏だった。
その後、TiltaがTiltaingプログラムの下で変更キットのライセンスを取得し、提供し始めた。このキットはその後発売されたBMPCC6Kにも適合する。(記事はこちら)。 今回Power Cheung氏は、シグマfp用の改造キットもリリースした。
シグマfp改造キット
このキットにより180度上向きのフリップスクリーン機能が追加され、セルフィー撮影ができるようになる。ただし、現在、カメラ自体に画像反転機能はない。下向きには約90度傾けることができる。またタッチスクリーン機能は引き続き機能する。
なお、BMPCC修正キットと同様に、このキットを施してもカメラに損傷を与えることはなく、必要に応じて元の状態に戻すことができる。 BMPCC modとは異なり、これはM.2 SSDは搭載できないが、開発中のケージ(後述)にそのスペースが用意されている。
カメラと画面の背面は、カーボンファイバーでカバーされる。モニターの厚みは5mmで、改造後も非常にコンパクトだ。フレキシブルスクリーンケーブルは露出しているが、Power Cheung氏は損傷しにくいと述べている。なお、ケーブルは簡単に交換できる。
改造キットには、カスタムメイドの軽量カーボンファイバーのモニターフードが付属しており、磁石でモニター画面に取り付けることができる。ただし、Power Cheung氏は、フードは限定的で、後で購入する場合は同梱されない可能性がある。さらにキットには、モニターを取り外すための基本的なツールと補助ブラケットが含まれている。なおYouTubeで改造手順が解説されている。
Fp用ケージを開発中
なお、改造後のシグマfpは、現在市販されているfpカメラケージと互換性がないと述べており、現在、互換性のある新しいケージを製作中としている。
ケージは、下部にM.2 SSDボックスのスペースを提供する。また、傾斜のメカニズムの補強ジョイントとシグマのLVF-11ビューファインダーの取り付けポイントもある。
価格と発売時期
この改造キットは、中国のサイトTaobaoで入手できる。価格は1499人民元で、約230ドルに相当する。海外のユーザーもPayPal経由で259ドルで購入できるとしている。興味のある方は、Eメールで直接Power Cheung氏に連絡いただきたい。
なお、カメラの改造は、カメラの保証を無効にする可能性があるので注意いただきたい。