SIGMA fp Lは、ファームウェアv2.00のリリースにより、メジャーアップデートを行った。最新バージョンでは、フォルスカラーツールやフォーカスリングのコントロールなど細かな改良が加えられている。
SIGMA fp Lは実に小さなカメラだ。CineDでは、このカメラのラボテストを行い、テスト撮影もしている。レビューはこちら。
今回のファームウェアのアップデートで、このカメラにはいくつかの大きな改良が加えられた。
フォルスカラー
今回のファームウェアアップデートで導入された最もエキサイティングな機能の1つは、False Colorツールの追加だ。この機能を有効にすると、画像の各エリアが露出レベルに応じて異なる色で表示される。
このモニター機能は、露出を正確に把握できるようになるため、非常に有用だ。さらに、フォルスカラーツールはカスタムボタンに割り当てることができ、素早くアクセスすることができる。
静止画と動画の連動設定
ハイブリッド撮影をするユーザーなら、異なる撮影モードを切り替えるときに、カメラの設定を手動で変更しなければならない煩わしさを感じているだろう。この新しいSIGMA fp Lのファームウェアでは、それが解決されている。
「STILL/CINEリンク設定」の有効・無効を選択でき、これを有効にすると、カメラは撮影モード、シャッタースピード、絞り値、露出補正値、ISO感度を継承する。
その他便利な機能
また、対応レンズでは、フォーカスリングの動きをリニアかノンリニアかを選択できるようになったのも大きな特徴だ。新ファームウェアでは、以下のような改良が施されている。
- セルフタイマーモードでのカウントダウンタイマーと長時間露光の露光時間が画面に表示されるようになった。
- STILLモードにおいて、対応レンズの焦点距離と撮影距離が画面に表示されるようになった
- シネモードでの “クリップナンバリング “機能
- カラーシェーディング補正の改善
- STILLモードでの「プレAF」、CINEモードでの「常時AF」の改善
価格と発売時期
SIGMA fp Lの最新ファームウェア(v.2.00)は、SIGMAのウェブサイトから無料でダウンロードできる。
さらに、Blackmagic Design Video Assist 12GでBRAWを撮影する場合は、SIMGAはBMDがレコーダー用の新しいファームウェア・アップデートをリリースするのを待つよう提案している。このアップグレードは今月中にリリースされる予定。