シグマfp - LogピクチャープロファイルとRAW出力は来年対応
Inter BEE 2019で、fpカメラの今後のファームウェアアップデートについてインタビューを行った。ファームウェアの更新により、cinemaDNGのカメラ内再生などが可能になるが、LOGピクチャープロファイルとHDMIからのRAW出力も追加される。
Fpの機能
fpは数週間前から出荷され、人気のカメラとなっているが、Inter BEE 2019でもシグマのブースは人だかりが絶えなかった。
fpは、コンパクトなLマウントフルフレームミラーレスカメラで、Cinema DNG 12ビットRAWを外部SSDに4K UHDで最大30フレーム/秒、HDで最大120 fpsで出力できる。また、Cinema DNG 8ビット映像を、内部SDカードへ記録可能だ。低照度にも強い。Fpのレビューや生産現場からのレポートも参照いただきたい。
ファームウェアアップデート
Inter BEE 2019で、シグマのプロダクトプランナー若松氏に、fpカメラの今後のファームウェアアップデートについてインタビューを行った。今月初めに、主にCinemaDNG RAW記録に関連するいくつかのバグを修正するためのファームウェアアップデートがされている。
同社は、次回のファームウェアアップデートで下の機能が提供されることをすでに発表している。
- CinemaDNG RAW映像をカメラ内で再生。カメラ内で記録した映像を再生するのは普通のことのように思えるが、このようなコンパクトなカメラでRAW映像を再生するには多くのパワーが必要だ。
- 録画中に静止画を撮影
しかし、更に大きなニュースは、後の段階で下のようなさらなるアップデートが予定されていることだ。
- MOVモードのLOGピクチャープロファイル。このプロファイルは、fpカメラのダイナミックレンジを改善し、色補正の柔軟性を高める。
- HDMI経由のRAW記録。この更新により、 Atomos Ninja Vのような外部レコーダーで圧縮されたRAW形式(ProRes RAW)で記録できるようになる。
Fpカメラの今後が楽しみだ。
価格と発売時期
今後のファームウェアの更新は来年中に無償で提供される予定。
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