シグマは、小型のフルフレームミラーレスカメラfpの2020ファームウェアアップデートスケジュールを発表した。今年の夏、ファームウェアアップデートVer.2.00がリリースされ、「CinemaDNG 再生機能」「シネマグラフ」「ディレクターズビューファインダーでの動画記録」が追加される。
アップデートを継続
コンパクトで軽量なフルフレームミラーレスカメラfpが発売されて半年が経つが、価格に対して極めて高機能で好評を得ている。たとえば、CinemaDNG RAWでSDカードに記録できたり、低照度でも高いパフォーマンスを見せる。レビュー記事はこちら。
InterBEE 2019で、シグマは2020年でのファームウェアの更新を予告しており、cinemaDNG映像のカメラ内再生などの機能が挙げられていた。また多くのユーザーからは、LOGピクチャープロファイルやHDMIからのRAW出力が期待されてる。
今回シグマはfp の2020年におけるファームウェアアップデートスケジュールを発表した。
fpファームウェアアップデートスケジュール
まず、3月18日に新しいファームウェアVer.1.02をリリースする。このアップデートは、特定のSDカードを使用している場合のメモリカードエラーを修正し、レンズ収差補正を追加するもの。
また、2020年夏には、ファームウェアVer.2.00がリリースされる。以下は、すべての機能リスト。(シグマのサイトより)
- CinemaDNG再生機能の搭載
- CinemaDNG 120 / 100fps撮影機能 (FHD 8bit)を追加
- シネマグラフ機能を搭載
- Cineモードでのライブビュー中、動画撮影中の静止画撮影機能を搭載
- 動画HDR撮影機能を搭載
- ディレクターズビューファインダーでの動画記録を搭載
- SDK ( Software Development Kit ) に対応
これらの新機能は歓迎されるのだが、LOGピクチャープロファイルとHDMIからのRAW出力についての言及がない。
少なくともLOGピクチャープロファイルは早急にサポートして欲しい機能だ。LOGピクチャープロファイルにより、fpを映画制作まで広く使用できるようになるだろう。
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