シグマはARTシリーズの4本の新レンズ、14mm F1.8、135mm F1.8、24-70mm F2.8および100-400mm F5-6.3を発表した。フォトグラファーやシネマトグラファーにとって、触手が動くレンズだ。
2012年に発売されたシグマ35mm F1.4 DG HSMは、ARTシリーズの最初のレンズだった。その後20mm F1.4をレビューしたが、このレンズはビデオ撮影にも適したレンズだった。そして今回、さらに4本が追加され、SIGMA、Nikon、Canonなど各種マウントに対応する。それではまず、14mm F1.8から見ていこう:
SIGMA 14mm F1.8 DG HSM
この14mmレンズはF1.8とかなり明るい。デジタル一眼カメラ用交換レンズとしては世界初の、F1.8の超広角フルフレーム対応レンズだ。超広角レンズは、通常、色収差が出やすいが、これを最小限に抑えるため、このレンズには3枚のFLD(“F” Low Dispersion:低分散)ガラスと4枚のSLD(Special Low Dispersion:超低分散)ガラスが使用されている。またHSM(Hyper Sonic Motor)オートフォーカスも搭載されており、快適なオートフォーカスを提供する。
- 11郡16枚
- 最小絞り:F16
- 最短撮影距離:27cm
価格は未定
SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM
シグマは、同仕様の最初のモデル24-70mm F2.8 EX AG ASPHERICAL DFを2001年に発売している。今回発表されたものは大口径の標準ズームで、光学スタビライザ機能を新たに搭載したものだ。非球面レンズを採用しており、高い解像度を実現している。HSMは、以前のモデルの1.3倍に増強されている。
- 14郡19枚
- 最小絞り:F22
- 最短撮影距離:37cm
価格は未定
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
135mmは、まず欲しくなる望遠域だろう。 シグマ135mm F1.8は、5000万画素以上のカメラにも対応できる高解像度レンズだ。即ち、8Kに対応できるということだ。
- 10郡13枚
- 最小絞り:F16
- 最短撮影距離:87.5cm
価格は未定
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
シグマ100-400mm F5-6.3ズームは、新開発の光学スタビライザを搭載。更に160cmの最短撮影距離と1:3.8の最大倍率比を実現している。即ち、望遠でもクローズアップでも使用できる。このレンズのNikonマウントバージョンには、カメラ本体と通信できる電磁絞り機構が含まれており、高速連写時のAE安定性向上を図っている。
- 15郡21枚
- 最小絞り:F22
- 最短撮影距離:160cm
価格は未定