昨日、シグマがハイスピードシネマレンズを発表した。ズームとプライムレンズがラインアップされている。IBCで展示されるだろう。
シグマのArt シリーズはDSLR映像カメラマンに愛用されているが、今回発表されたレンズは、ハイエンドのCMや映画製作にも十分耐えられるものだ。同社にとっては初のシネマレンズにもかかわらず、各種焦点距離をカバーした8種ものレンズを揃えたのは驚きだ。
フルフレームハイスピードシネマプライム : 20mm、24mm、35mm、50mm、85mm / T1.5。E、EF、PLマウントを選択可能。
ハイスピードシネマズーム : 18mm – 35mm、50 – 100mm / T2.0。REDの6-8Kセンサーカメラなどに対応。まずEFとEマウントを発売。追ってPLも追加される予定。
耐候性に優れ、また暗いところでも読み取ることができるようイルミネーションマーカーを採用。同社は2017年中に、ズームや5種類のプライムなど、更なるラインアップの充実を目指している。
主な特徴
- フルフレーム対応ハイスピードプライム / T1.5
- Super35mm対応ハイスピードズーム / T2
- 前径95mm、フィルター径82mm、8Mギアピッチ
- 150 – 600mm F5 – 6.3 DG OS HSM Sports Zoomと同様の耐候性
- レーザー加工されたイルミネーションマーカー採用
- 滑らかで精度の高いフォーカシングとズーミングは、それぞれ180°と160°の可変範囲。
- マニュアルアイリスコントトール
また、同時に通常スピードのフルフレームシネマズームも発表している。これは24-35mm/T2.2で、EFとEマウントを予定。PLマウントは予定されていない。こちらは、より求めやすい価格になり、先日記事にしたツァイスの LWZ.3 21-100mm/T2.9-3.9などとの競合になると思われる。
RokinonのXeenがシネマプライムレンズのエントリークラスでは有名だし、また色々なレンズメーカーがハイエンドのレンズを用意しているが、シグマのこの新製品がどのあたりの価格になるのか、楽しみである。
発売時期:2016年4Q。最初に日本と米国で発売予定。
価格:未定
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