シグマ山木社長インタビュー - Lマウントの展望
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CP+2019でシグマの山木和人社長に、レンズやカメラの今後の展望についてお話を伺った。シグマはCP+2019に向け11本の新LマウントレンズやLマウントアダプターを発表している。更に同社独自のLマウントミラーレスカメラについての話も伺った。
Lマウントレンズを多数発表
以前の記事の通り、シグマは11本のLマウントArt primeレンズを発売する。14mm F1.8、20mm F1.4、24mm F1.4、28mm F1.4、35mm F1.4、40mm F1.4、50 mm F1.4、70 mm F2.8マクロ、85 mm F1.4、105 mm F1.4、および135 mm F1.8だ。これらのレンズは全くの新開発というものではないが、ArtシリーズプライムをLマウント仕様に合わせて再設計している。
従来よりArtシリーズにはキヤノンEF、シグマSA、ソニーEの各マウントが用意されている。正確には、EマウントバージョンがLマウント用に再設計されている。これは、Eマウントのフランジバックが18 mmで、Lマウントの20 mmに近いためだ。LマウントArtレンズは今年後半に出荷を予定している。
更にこれら以外のLマウントレンズも開発中で、そのうちのいくつかは今年発売される予定。残念ながら、これらのレンズについての情報はない。 24-70mm F2.8のような数種のズームレンズかもしれないが、いずれにせよ、Lマウントシステムに高品質のレンズを提供するという同社の意気込みが見える。パナソニックS1とS1Rには、早い段階で多くのネイティブレンズが揃うことだろう。
シグマのLマウントカメラとMC-21コンバーター
同社はMC-21マウントコンバーターも発表している。これにより同社のEFマウントやSAマウントレンズをLマウントカメラにマウントすることが可能になる。 同社にはすでにEF / SAマウントからEマウントへの変換できるMC-11も存在する。 MC-21は、クイックオートフォーカス(ただし連続オートフォーカスはサポートしない)、および色収差、歪みなどのカメラ補正機能もサポートしている。
最後になったが、山木社長はフォトキナ2018で同社独自のLマウントミラーレスカメラに取り組んでいるとcinema5Dへのインタビューで述べている。このカメラは、シグマ独自のFoveonフルフレームセンサーをベースにしたものだ。今回のインタビューでは、開発がわずかに遅れており、発売は2020年とのことだ。
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