SIRUIは、新しいSIRUI 35mmと100mm T2.9 1.6xアナモフィックプライムを発表し、Indiegogoのクラウドファンディングキャンペーンを通じて、発売される。さらに、1.6倍を2倍のスクイーズファクターに高め、球面レンズにも対応する便利な1.25倍アナモフィックアダプターも発表した。
SIRUIは、すでに発売中のフルサイズ用アナモフィックレンズ(50mm T2.9 :記事はこちら、75mm T2.9 :記事はこちら)に加え、今回の発表で4本+上記アダプターに製品ラインアップを拡充する。
新しい1.25x Anamorphic Adapterは、スクイズファクターを1.6xから2x(1.6 × 1.25 = 2.0)にすることができるが、標準の82mmリアスレッドが付属しているので、アナモフィックレンズだけではなく、あらゆるレンズに装着することが可能だ。ステップダウンリングが3つ(67mm、72mm、77mm)、ステップアップリングが1つ(92mm)付属しているので、さまざまなメーカーのレンズに対応できる。
SIRUI 35mmと100mm T2.9 1.6アナモフィックプライム
SIRIUの2本の新しいフルフレームアナモフィックレンズは、そのシリーズ機である50mmと75mm T2.9 1.6xアナモフィックと多くの仕様と機能を共有している。フルサイズセンサーをカバーし、キヤノンRF、ライカL、ソニーE、ニコンZのマウントで使用でき、青いレンズフレアと、楕円形のボケの効果を特徴としている。
ただし、35mm T2.9と50mm T2.9はアダプターを取り付けるとS35センサーしかカバーできなくなり、75mmと100mm T2.9はフルサイズセンサーでもケラレずに使えるようになるようだ。このあたりは、フィールドテストを待たないと確実なことは言えない。
アダプターの長さは46.5mmと比較的小型軽量(650g)だ。最短撮影距離は0.8m。アダプターを装着した場合、フォーカシングをアダプターが行うため、「ホスト」レンズのフォーカスリングは無限遠に設定する必要がある。レンズフレアが正確に水平でない場合、アダプターのボタンを押し、全体を回転させ、フレアが完全に揃うように元の位置にはめ込むことができる。
4つのフルフレームレンズはすべて同一のフォーカス(メートルとインペリアルスケール)とアイリスリングの位置を特徴とし、カラーマッチングにより簡単かつシームレスにレンズを交換することができる。
35mm T2.9は50mmや75mmと同じく10枚の絞り羽根、100mm T2.9は13枚の絞り羽根を備えている。フォーカスリングは35mmが120°、100mmが100°回転する。重量は35mmが約950g(マウントにより異なる)、100mmが1,485gとなっている。
価格と発売時期
すでに発売されている50mmと75mm T2.9 1.6xアナモフィックプライムレンズと同様に、Indiegogoキャンペーンを通じて発売する予定。「早期割引」では、価格は各レンズが1,279ドル(220ドル引き)に設定されている。1.25倍のアナモフィックアダプターは429ドル(70ドル引き)。
Indiegogoのクラウドファンディングキャンペーンは、米国東部時間9月8日午前8時に開始される。過去のキャンペーンはこちらでご確認いただきたい。
クラウドファンディングプラットフォームでプロジェクトを支援する際には、リスクを理解しておく必要がある。プラットフォームの利用規約を読み、納品時に大幅な遅延が発生する可能性がある。またプロジェクトによっては、全く納品されないこともある。
Link: SIRUI website