SIRUIがLマウントアライアンスにAurora 85mm F1.4レンズで参加

SIRUIは正式にLマウントアライアンスに加盟し、ライカの統一レンズマウント規格を採用する9番目のメンバーとなった。このアライアンスはもともと2018年にライカ、シグマ、パナソニックによって結成されたが、現在はDJI、ブラックマジックデザイン、サムヤンなど、多くのメーカー―が参加している。SIRUIはLマウントを採用したAurora 85mm F1.4レンズを発売した。
映像クリエイターや写真家にとって、Lマウントシステムはブランド間の互換性で知られている。どのメンバーのレンズも、アダプターなしで、また機能性を損なうことなく、どのLマウントカメラボディにも使用できる。そのため、特に写真と動画の両方で撮影するハイブリッドユーザーにとっては、市場で最も柔軟性の高いシステムの一つとなっている。

より多くの選択肢、より安価な価格帯
SIRUIの創設者兼CEOであるLi Jie氏は、この動きを、社内での光学研究開発、製造、およびグローバルな流通ネットワークを活用するという、同社のより広範な戦略の一環であると説明している。SIRUIがこのアライアンスに加わったことで、今後、同社からLマウントレンズの選択肢がさらに増えることが期待でき、さらに良いことに、低価格なレンズが登場する可能性が高い。

Lマウントシステム
Lマウントは直径51.6mmで、フランジバックはわずか20mmであるため、フルフレームとAPS-Cセンサーの両方に対応している。耐久性を考慮して、すべて金属でできており、4つのタブロックシステムを採用している。また、コンタクトストリップにより、レンズとカメラ間の完全な電子通信が可能となっている。

SIRUI Aurora 85mmフルフレームオートフォーカスF1.4レンズ
2024年11月、SIRUIはフルフレームミラーレスカメラ用に設計された低F値のオートフォーカスレンズの新シリーズ、Auroraシリーズを発表した。その先陣を切ったのは、85mm F1.4で、重量わずか540gのコンパクトで軽量なオートフォーカスポートレートレンズだ。今後、さらに5本のレンズがラインナップに加わる予定。(レビューはこちら)
まとめ
SIRUIが新しいレンズデザインを発売するのか、それとも現在のラインナップをマウント用に改良するのかはまだ明らかになっていないが、同社がアライアンスに参加したことで、Lマウントレンズのラインアップがさらに充実する。