今年の8月に発売されたSIRUI Mars 1.33xアナモフィックレンズが、MTFサービスにより、キヤノンRF、パナソニックL、ソニーFZマウントに対応する。
SIRUI Mars 1.33xアナモフィックレンズは、有名な24/35/50/75mm Stillsバージョンのシネマバージョンで、APS-Cセンサーに対応している。残念ながら、現時点ではSIRUI Marsレンズはマイクロフォーサーズ、ニコンZ、キヤノンEF-M、ソニーEマウントでしか利用できない。
MTFサービスのSIRUI Marsキット
SIRUI Mars 1.33xアナモフィックレンズの機能は以下の通り。
- 16:9のイメージセンサーを搭載したSIRUI Mars 1.33xアナモフィックレンズは、2.4:1の映画のようなワイドスクリーンを実現。
- すべてのレンズのフォーカスリングと絞りリングに0.8Modのビルトインギアを採用
- 大きいフォーカスリング回転角を実現
- 各レンズの底部には、レンズサポート用の1/4″-20マウントポイントがある
- 35mm、50mm、75mmの開放F値はT2、24mmの開放F値はT2.9
- 前面のフィルター径は67mm
これらのSIRUI Marsレンズをより汎用性の高いものにするために、英国のメーカーMTF Servicesは、RF、L、FZマウントの3種類のコンバージョン版を導入した。これにより、キヤノンEOS C70、RED Komodo、パナソニックS1/S5/S1H、ソニーF3/F5/F55の各シネマカメラで使用することができるようになる。
しかし、このような改造キットはMTFサービスにとって新しいものではなく、昨年、オリジナルのSIRUI 1.33xアナモフィックバージョンでも同じことを行っている。
残念ながら、すでにSIRUI Marsレンズを自分で購入している場合は、MTFサービスにレンズを送っても改造することはできない。MTFサービスから直接レンズセットを購入することになる。
価格と発売時期
MTFサービスのSIRUI Marsキットは、通常のMFT/ニコンZ/キヤノンEF-M/ソニー Eマウントバージョンと比較して940/1090ユーロ高い、約4470/5170ユーロで販売中。
詳しくはMTFサービスのホームページをご覧いただきたい。