SLR Magicは、MicroPrimeと呼ばれる廉価なシネマレンズラインナップを発表した。まず4本のレンズ(25,35,50,75mm)がラインアップされた。各レンズの価格は799ドルとされている。
SLR Magicは、E-mount CINEレンズの新しいラインアップを発表した。SLR Magic MicroPrime CINE 25mm T1.5、35mm T1.3、50mm T1.2、および75mm T1.5だ。まずはこの4本からスタートする。
小さく廉価なシネマレンズ
シネマレンズということから予想されるように、これらのレンズはシネマグレードの金属製の筐体、フォーカス/アイリスのギア、FストップではなくTストップでマークされたレンズリングを与えられている。またマットボックスの構成や映画の用途に不可欠な内部フォーカシングが装備されている。 「フルサイズ」のシネマレンズと比較すると筐体が小さいため、フォーカスリングはわずか150度しか回転しないことには注意する必要がある。しかし、このレンズは、スチルレンズと比較して、十分なフォーカシング精度を持っている。
以下はSLR Magicのコメント。
SLR Magic MicroPrime CINEレンズは、プロの使用耐えるよう、コンパクトかつ堅牢に設計されています。 MicroPrime CINEレンズはフルフレームまでカバーする大きなイメージサークルを持っています。各レンズはバランスのとれた重量配分がされていますので、3軸ジンバルでの使用時にレンズを交換しても再調整する必要はありません。フォーカスリングの回転角度は写真用のレンズよりわずかに長い程度ですが、電動フォローフォーカスで使用しないときには扱いやすくなります。内部フォオーカス機構を採用しており、マットボックスに適した標準の85mm径になっています。各レンズには82mmのネジが切ってありますので、外付けNDフィルターなども装着できます。
価格と発売時期
各レンズの価格は799ドルとなっている。これはシネマレンズにしてはかなり手頃な価格と言える。 4本のレンズはすべて2018年5月までに発売を予定されている。なお、18mm T2.9も2018年第3四半期に発売が予定されている。
このMicroPrime CINE Eマウントシリーズは、フルフレームのシネマレンズながら安価で、作りもしっかりしたものだ。今後機会があれば、是非テストしてみたい。