SLRMagicは、MFTミラーレスカメラ用の2つの新しいレンズ、MicroPrime CINE 17mm T /1.5と35mmT /1.5を発表した。これらはマニュアルレンズで、フォーカスリングと絞りリングに業界標準の0.8mmピッチギアがあり、重量はそれぞれ約630グラムと 600グラムでかなり軽量となっている。
主な特徴
SLR Magicは1年前に21mm T /1.6および50mmT / 1.4を発表したが、今回MicroPrime CINE 17mm T /1.5および35mmT / 1.5が追加され、MicroPrimeCINEのラインナップが拡充された。
17mm T / 1.5は、フルフレームセンサーの35mmにほぼ相当し、シネマアプリケーションに最適なプライムレンズ。このレンズは完全なマニュアルレンズで、32mmのイメージサークルのマイクロフォーサーズレンズ(MFT)マウントを備えているため、ブラックマジックデザインのBMPCC4KやパナソニックのGH5 / GH5sなどのカメラに対応する。
また17mm T / 1.5は軽量カメラ用に設計されており、レンズの重量は約630gで、長さは87mmと小型軽量なレンズだ。フォーカスリングと絞りリングには、業界標準の0.8mmピッチギアが刻まれており、通常のフォローフォーカスシステムが使用できる。
前面の直径はシネレンズの標準である85mmで、クランプオンマットボックスを簡単に取り付けることができる。またフロントには82mmのネジも切ってあり、フィルターを取り付けることもできる。なおフォーカスを変更してもフィルターは回転しないのは嬉しい。
SLR Magic MicroPrime CINE 17mm T / 1.5は、8群9枚のレンズ構成で、最短合焦距離は18cm。
MicroPrime CINE 35mm T/1.5
SLR Magic MicroPrime CINE 35mm T / 1.5は、17mm T /1.5と多くの共通点を持つ。
- 32mmのイメージサークルを備えたMFTレンズマウント。
- 長さ87mm、重量600g。
- 絞りリングとフォーカスリングの両方に0.8MODギア。
- 前径85mm、フィルター径82mm。
ただし、わずかな違いもある。たとえば、レンズ構成は6群7枚で、最短合焦距離は40cmとなっている。
価格と発売時期
価格と発売時期は未定。
SLRMagic のMFTカメラ用MicroPrime CINEラインアップは、17mm T / 1.5、21mm T / 1.6、35mm T / 1.5、および50mm T /1.4で構成される。