SmallRigは、フレキシブル三脚、VT-09 Octopusをリリースした。 フレキシブル三脚は目新しいものではないが、このコンパクトな三脚は、屋外撮影をするカメラマンが検討すべきものだろう。
効果的なカメラの配置をするため、無数の製品が開発された。
どのように行うかは重要ではないが、簡単であれば当然使いやすいものになる。
スモールリグVT-09フレキシブル三脚は、まさにそれを実現するものだ。小型・軽量のカメラやスマートフォンを、思い通りの場所に無理なく設置できるよう設計されている。
VT-09 Octopus
SmallRig VT-09のような多目的サポートは、小型のミラーレスカメラ、アクションカメラ、スマートフォンに最適だ。独立した三脚として機能し、ポールにしっかりと巻き付けたり、単にサポートハンドルとして使用することもできる。
この三脚は、高弾性TPEで包まれた3本の脚、360°ボール雲台、オプションのスマホホルダーアクセサリーで構成される。各脚には、12本のフレキシブルなアルミニウム合金製ワイヤーが絡み合った芯材が入っている。これにより、二重曲げの形状を維持するのに十分な頑丈さを持ちながら、簡単に位置決めすることができる。
SmallRigのナイロン繊維の包みは、高い伸縮性を持ち、滑りにくく、手に馴染むような質感になっている。
ボールヘッドは360°の画角で水平・垂直の撮影が可能で、コールドシューマウントのアクセサリーも付属している。スマホホルダーは幅53~93mmのモバイルデバイスを装着できる。また、上部にはコールドシューマウント、背面には1/4インチ20スレッドソケットを装備している。
SmallRigは、固定式のコールドシューマウントを備えたワイヤレスコントロールモジュールも提供しており、最大10メートル離れた場所からモバイルデバイスをトリガーすることができる。
SmallRig VT-09 Octopus Tripodの主な仕様
Tripod Size | 270mm |
Tripod Weight | 226±1g |
Load Capacity | 2kg |
Phone Holder Size | 77mm |
Materials | Nylon (30% Glass Fiber), Aluminum Alloy, TPE |
Ball Head Pitch | –90°/+30° |
Ball Head Tilt | –30°/+30° |
Available Colors | Black, Green, Pink |
競合
スモールリグは、VT-09 Octopusのリリースにより、非常に飽和状態の市場に参入した。数え切れないほどのメーカーから、多くの競合製品が発売されている。
SmallRigのライバルの筆頭は、かなり以前から販売されているJobyのGorillaPodだ。VT-09とは異なり、GorillaPodはプラスチック製のボールソケットジョイントを一連のフレキシブルな脚に使用している。
私の経験では、GorillaPodの脚はかなりかさばり、位置を保つのが難しい傾向がある。ましてや、極端なポーズで何度も曲げたりすると、折れてしまうこともある。
しかし、GorillaPodは、より大きな耐荷重を提供する。1kgから5kgのモデルで、プロ用デジタル一眼レフカメラを搭載することができる。ただし、その分値段も高くなる。モデルによっては、ゴリラポッドは100ドル以上することもある。
価格と発売時期
SmallRig VT-09 Octopusは現在SmallRigのウェブサイトから直接注文することも可能だ。価格は、三脚のみが14.90ドル、電話ホルダーが19.90ドル、電話ホルダーとワイヤレスコントローラーが27.90ドルとなっている。また、カラーはブラック、グリーン、ピンクの3色から選択できる。
全体として、SmallRig VT-09 Octopusは非常にお買い得な製品に見える。しかし、”Octopus “という名前には少し問題がある。当たり前だが、タコには8本の足があるからだ。