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M SoftがRaybrid Keymakerを発表 - クロマキーに代わる映像合成
M Softは、Inter BEE 2019で映像合成に革命をもたらす新しい機材、Raybrid Keymakerをリリースした。これは、背景に全景を合成する場合、青や緑の色(クロマキー)ではなくカメラからの距離を使う。同社は東京に本社を置く日本の会社だ。
Raybrid Keymakerとは?
Keymakerはカメラに取り付けて使用するハードウエアで、取り付けるカメラに制限はない。ただし、現時点ではHD画像のみに対応しており、4Kには対応していない。これは処理速度の問題だけなので、今後対応が期待される。なお、Raybrid Keymakerはキヤノンが販売を担当している。
仕組み
カメラに取り付けるハードウエアは距離センサーユニットで、2つの距離センサーが内蔵されている。センサーかの距離を設定すると、その設定点の前にあるものは背景から分離され、エッジ(キー信号)が生成される。こうして前景を分離したら、背景を変更したり全景と背景の間に別の映像を挿入したりすることができる。
距離センサー
最近のスマートフォンにも深度検出技術が使われている。スマートフォンのカメラで顔の3Dスキャンをすることによりスマートフォンのロックを解除したり、カメラを向けるだけで被写体との距離を測定したりできるものもある。しかし、これを映像制作に利用したものは無かった。Lytroという会社が「light field」シネマカメラで同様のシステムを開発しているが。これは大規模なクローズドシステムだった。M SoftのRaybrid Keymakerは、通常のカメラにアクセサリーを取り付けるだけだ。
Raybrid Keymakerは現在受注しているが日本でのみ入手可能で、年内に出荷される予定。価格は320万円で、ソフトウェア、センサー、制御用PCが含まれるが、カメラは含まれない。
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Andrew Collings
Andrew Collings is a freelance videographer, editor, and complete gearhead who lives for that moment when the solution to a problem snaps into focus. He also enjoys working with vintage cameras in his spare time