DxOMarkは、ソニーのα7R IIIに100点のスコアを与えた。これは、ミラーレスカメラに与えられた最高のスコアで、すべての非中判カメラの中で1位のNikon D850と同等となる。
DxOMarkはa7R IIIとa7R IIを比較し、これらは同じピクセル数のバックライト付きセンサーを備えているが、Mark IIIのセンサーは処理能力が高く、処理エンジンが優れているためデータ読み出し速度が2倍に向上していると語っている。
これらの技術的改良により、連続オートフォーカスと測光を行いながら、最大連写速度10fpsを実現している。
優れたダイナミックレンジ
DxOMarkの解析では、「センサーは確実に良好な色で広いダイナミックレンジでキャプチャすることができる」と述べており、α7R IIIのダイナミックレンジを好評価している。こうして比較してみると、ダイナミックレンジはα7R IIIのセンサーの最も大きな改善点ということが分かる。
さらに、低照度ISOも非常に優れており、ISO 3523に達する。
詳細は以下のグラフを参照いただきたい。
まとめ
DxOMarkは、「α7R IIIはその高性能のセンサーで広範囲の色と色調で画像をキャプチャすることができ、かつノイズも十分に抑えられている」と結論づけている。ソニーは高いISO範囲で強みを持っているが、ニコンは低いISO範囲を得意としている。分析の通り、「主に明るい環境で撮影するか三脚で動きのない被写体を撮影するカメラマンは、Nikon D850でISO 32に設定すると、色、トーン、ディテールなど、良好な画質で撮影できる。 しかしもしそれ以外の環境下であるなら、α7R IIIセンサーの方が良い結果をもたらすだろう。」
比較のまとめ
最後に
ソニーのミラーレスカメラはモデルからモデルへ明確な改良が行われており、今後もまだまだ強くなっていくことは明白だ。
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