ソニーの交換レンズカメララインアップの普及機α6300の後継機α6500と固定レンズのコンパクトカメラRX100 Vが海外で発表された。α6500には新たに5軸手振れ補正とタッチパネルが採用されている。
https://www.youtube.com/watch?v=SKVIHtPmszw
ソニーα6500は、α7シリーズの下位モデルで、ソニーの交換レンズミラーレスカメラαシリーズの普及価格帯に位置する。コンパクトな外見ながら交換レンズで、上級カメラに迫るスペックを持つ。RX100 Vは固定レンズのコンパクトカメラながら、4K記録が可能。高速撮影機能により美しいスローモーションも可能。
α6500
α6500は有効画素数24.2メガピクセルの CMOSセンサーを搭載し、新開発のフロントエンドプロセッサーにより、画素加算無しで6Kセンサーからオーバーサンプリングし、高精細な4K映像を作りだす。4K映像はUHD(3840×2160)で、30/25/24p 100Mbpsで記録可能。HDは120fps 100Mbpsで高速撮影し、美しいスローモーションで再生できる。動画から静止画の切り出しも可能で、4Kビデオから8Mピクセル、HDビデオから2Mピクセルの静止画を切り出し、ベストショットを選ぶことができる。
オートフォーカスは425の検出点を持ち、0.05秒の高速でフォーカスを合わせる。タッチスクリーンをタップし、その部分にフォーカスすることも可能。ビデオ撮影時には、指定したフォーカスポイントを追跡することもできる。オートフォーカスの追跡機能は年々性能が向上しており、動きの速い対象物でも追跡することができるので、ビデオ撮影には欠かせない機能となっている。長時間記録時のバッファーも新規搭載されており、記録終了時の書き込み時間も短縮されている。
スロー&クイックモードでは、HD映像を1fpsから120fpsまで8ステップで記録し、60倍のクイックモーションや5倍のスローモーションで再生できる。これにより、コミカルな動きや滑らかで美しいスローモーションが得られる。これらの再生はカメラ本体で可能。
手振れ補正は、α7SIIやα7RIIにも搭載されている5軸手振れ補正を新たに採用。対応するEマウントおよびAマウントのレンズで手振れ補正が可能となっている。手振れ補正は、シャッタースピードに換算すると5 Stop改善されるとしている。
α6500の主な仕様
- 2メガピクセル APS-Cセンサー
- Eマウント
- 5軸手振れ補正 (対応するEマウント、Aマウントレンズ)
- 4K 最大30p/ 100Mbps
- HD 最大120fps / 100Mbps
- 425ポイントオートフォーカス
- スロー&クイックモーション
- 4K と HD 動画から静止画を切り出し
- タッチスクリーン
- 05 秒のオートフォーカススピード
- フォーカストラッキング
- 新規バッファーで連写時の書き込みや再生を高速化
- ISO範囲 100-25600 (51200 まで拡張可能)
- ヘッドフォン出力は無し
- メニューの改善
以前のα6300の記事も参考して欲しいが、α6300の低照度特性はかなり優秀だったので、今回のα6500も期待できる。近いうちにテストしてみたい。
また、α7SIIとα6300の画質を比較した以前の記事も参考にして欲しい。
価格は、$1399.00(米国)で、アメリカとカナダでは11月、欧州では12月発売となっている。
サイバーショット DMC-RX100 V
RX100 Vは固定レンズのコンパクトカメラで、21メガピクセルの1インチセンサーを搭載する。レンズは光学2.9倍ズームで、F1.8 – F2.8。3 stopのNDフィルターを内蔵する。ビデオ機能はUHD 4K 30p/100Mbpsをサポート。
4K撮影時は画素加算なしの全画素読み出しで、モアレを押さえたシャープな映像を実現している。また、スーパースローモーション機能も健在。HDで120fps撮影でき、960fpsまで可能。更にα6500同様、4K動画から8メガピクセル、HD動画から2メガピクセルの静止画を切り出すことができる。
オートフォーカスは315点検出で検出し、0.05秒の高速で動作する。動画撮影時、オートフォーカスの追跡も可能。
DMC-RX100 Vの主な特徴
- 21メガピクセル1インチセンサー
- 光学9x 倍固定レンズ
- 8 – F2.8
- 4K撮影では画素加算無し
- 4K 24/25/30p 100Mbps
- 120fpsでのHD記録
- XAVC と AVCHD 記録
- ヘッドフォン出力は無い
価格は$998.00(米国)で今月発売予定。(海外)