ソニーUKは、ハイダイナミックレンジコンテンツの制作に向け、幅広い製品に対しHDRアップグレードを発表した。
幅広いソニー製品のHDRアップデートは、ライブブロードキャストのワークフローのHDR化を促進するだろう。また、PXW-FS5やPXW-Z150などのビデオカメラに対してもアップグレードが施される予定となっている。
FS5とZ150に対する新しいピクチャープロファイルの提供
特にビデオカメラの場合、ファームウェアのアップデートにより、いくつかの新機能が追加される。その1つはHLG(Hybrid Log-Gamma)プロファイルだ。 HLG規格はBBCとNHKによって開発されたが、2種類のガンマカーブを組み合わせたものだ。
HLG Picture Profileを使用すると、Rec.709よりも広い色再現が可能で、HDR記録に推奨されているBT.2020色空間を選択することもできる。なお、録画機能は、フルHD 10ビット4:2:2および4K 8ビット4:2:0で変わりはない。
この2つの追加により、HDRコンテンツの記録、編集、視聴が簡単になり、より高速なワークフローが実現できる。 Catalyst Browseへのアップデートでは、これらの新しい機能も反映される。
ソニーの各製品でのアップグレードの詳細については、ソニーUKのプレス資料(英語)を参照いただきたい。 FS5のRAWレコーディングとMPEG2アップデートがあれば、有料でのアップグレードが期待できる。 2017年7月に発売される予定。
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