ラスベガスで開催予定のCESに先駆け、ソニーが海外でAPS-Cカメラ用18-135mm F3.5-5.6を発表した。 46番目のEマウントレンズとなる。同社はまたα6300のシルバーバージョンをリリースした。
今回発表されたソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSS Eマウントレンズは、18~135mmで、広角から望遠までをカバーし、F3.5~5.6の明るさ。屋内、屋外の撮影に適している。オートフォーカスにはリニアモーターを搭載しており、高速で静かな動作が可能だ。例えばビデオのオートフォーカスも優秀なソニーα6500と組み合わせると、ビデオ撮影での優れた自動フォーカス追従が可能となる。
レンズはソニーの強力なOSS(Optical Steady Shot)手振れ補正機能を備えており、手持ち撮影や低照度での撮影をサポートする。レンズはまた、色収差を低減する2つの超低分散レンズと非球面レンズで光学性能の改善を図っている。
レンズはわずか325gで、軽量なカメラと組み合わせると、軽量でコンパクトなカメラセットとなり、旅行やジンバル用途にも適する。
主な機能と仕様は次のとおり。
- 18-135mmの焦点距離(35mm換算27-202mm)
- Eマウントカメラ用APS-Cフォーマット(フルフレームカメラでは使用不可)
- 2つの「超低分散」レンズを含む、12群16枚の高品質光学設計
- 柔らかいボケのための円形開口部を備えた7枚絞り羽根
- 最短被写体距離45cmで、マクロタイプの撮影に便利
- サイズは67mm x 88mm
ソニーE 18-135mm F3.5-5.6 OSSレンズは小型軽量のため、同社のα6300やα6500と組み合わせる理想的なエントリーレベルレンズだろう。同様にサイズと低価格で広く使われている同社のパンケーキレンズ16-50mm F3.5-5.6よりかなり長い焦点距離を提供する。上位には固定アパーチャとパワーズーム機能を備えたE PZ 18-110mm F4 G OSSがある。
キャノンは18~135mmのレンズをAPS-Cカメラに数年間バンドルしているが、ソニーもミラーレスAPS-Cカメラの静止画とビデオマーケットを注意深く見ているようだ。同社の今年のレンズ戦略が楽しみだ。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSSは、来月約600ドルで出荷される予定。
α6300シルバーバージョン
ソニーはまた、CES 2018でシルバーのα6300を発表した。機能と仕様は、従来のブラックバージョンとまったく同じだ。