ソニーは、カメラリモートソフトウェア開発キット(SDK)のアップデートバージョン1.04をリリースした。このアップデートで、サポートされるカメラが追加され、α1とRX0IIが追加された。
ソニーのCamera Remote SDKは2020年2月にリリースされた。簡単に言うと、このソフトウェアを使用すると、ソニーのカメラをパソコンからリモートで制御できる。これは、Windows 8.1 / 10、ARM Linux、macOS、およびSony SDKバージョン1.04を搭載したx86Linuxと互換性がある。
Camera Remote SDKを使用すると、カメラの設定を変更したり、ライブビューにアクセスしたり、パソコンからカメラを制御したりできる。これにより、eコマースや3Dスキャンアプリケーションなどに役立つ。
Sony Camera Remote SDK version 1.04
最新のSony Camera Remote SDKバージョン1.04を使用すると、RX0IIやα1を含む20種以上のカメラを制御できるようになる。α1のレビューはこちら。
ソニーは、「このSDKを使用すると、ソフトウェア開発者は、ビジネス要件に合わせた特注のアプリケーションを設計でき、ドローンや自動速度取締機システム、その他の医療、教育、eコマースなどに対応する専用の機能が実現できる。」
「2020年2月のSDKの発売以来、需要は多く、世界中の新しいB2Bパートナーと協力して、α7SIIIやα7R IVなどのカメラの高度な機能を最大限に活用するアプリケーションを開発してきた。」
「有線マルチカメラソリューションの接続を改善することは非常に重要で、ユーザーのニーズを最大限にサポートするために、引き続き製品を進化させていく」としている。
また、すでに述べたように、Sony SDKはx86Linuxのコンピューターと互換性がある。
α1には50.1メガピクセルのフルフレームイメージセンサーが搭載されているため、SDKにα1を追加することは大きな意義がある。大容量のバッファメモリを搭載し、AF・AEのフルトラッキング機能を持ち、電子シャッターで最大155枚の圧縮RAW画像または165枚のJPEG画像を最大30fpsで撮影できる。またα1は、毎秒最大120回のAF / AE計算を行う。これらの機能はすべて、SuperSpeed USB 10Gbpsまたは1000BASE-Tイーサネットを介して制御できる。
価格とリリース時期
Sony Camera Remote SDKバージョン1.04は、現在無料で入手できる。詳細およびダウンロードについては、ソニーのWebサイトを参照いただきたい。