ソニーはSony Cinema Lineを発表した。これはソニーのシネマカメラを統合する商品群の総称となる。また同時に、既存のVENICEとFX9に加え、FX6が本年末までに登場することが予告された。 VENICEとFX9も進化し続け、新しいファームウエアアップデートが用意されている。
FX6は、FX9の下位に位置付けられるモデル。 FS7に対するFS5と同じ位置付けで、コンパクトでより広い普及を狙ったモデルと見られる。2020年末までに登場することが正式に発表された。
Sony Cinema Line最小モデル
Sony Cinema Lineには、VENICE、FX9、そしてFX6が含まれる。Sony Cinema Lineの特設サイトを見ると、この3モデルのみでαカメラは含まれていない。
しかしSony Cinema LineのWebページがαミラーレスカメラシリーズのサイト「α Universe」に置かれているのは興味深い。
FX6に関しては、開発発表に過ぎないため、これ以上の情報は何もない。写真から見て取れるのは、FX6が4Kビデオを記録し、マウントはEでち、内部にバリアブルNDフィルターを備えていることくらいだ。
FX6は2020年末までにリリースされる予定。
VENICEとFX9のファームウエアアップデート
FX6の追加に加え、VENICEとFX9にも新しい機能が追加される。
2020年11月に、VENICEは新しい高フレームレートモードを含むファームウェアアップデートバージョン6.0をリリースする。これは5.7K 16:9 最大72fps、4K 6:5最大72fps、または3.8K 16:9最大110fpsが可能となる。
また、2021年に、FX9にはファームウェアアップデートバージョン3がリリースされる。これにより、S700PTP(TCP / IPを介したS700Pを実現するプロトコル)が追加され、カメラのリモートで制御が可能になる。Super 16mmレンズのセンタースキャンモード、オプションのアダプターでのB4レンズサポート、およびその他の機能が含まれる。