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ソニーUSAがフルフレームをプロフェッショナルシネマに推進していくことを表明

ソニーUSAがフルフレームをプロフェッショナルシネマに推進していくことを表明

パナソニックがハリウッドで行われたCineGearで新しいシネマカメラAU-EVA1を発表した直後に、ソニーは、フルフレームの36x24mmセンサーを使用するハイエンドのCineAltaカメラを開発中であることを発表した。

これにより、ソニーは、フルフレームセンサーをハイエンドのシネマカメラに採用する最初のデジタルシネマカメラメーカーとなる。キヤノンの5D Mark IIが最初にフルフレームビデオカメラとして使われて以来、多くのカメラマンが期待していたことだ。

ソニーは開発中とするカメラの詳細やリリース時期、あるいは価格を発表しなかった。発表では、そのカメラは「全く新しいもの」ということで、既存のラインナップとは何の関係も持た​​ないと述べている。また、F65のようなハイエンドカメラを補強するのではなく、全く新しい観点から開発されるとのこと。

この動きは、フルフレームセンサーをカバーするシネマ用レンズを開発するレンズメーカーにも新たな決断を促すものになるだろう。ZEISSのようなメーカーは、以前からフルサイズのレンズをラインアップしているが、そうでないメーカーもある。フルサイズのシネマカメラが勢力を拡大する時代が来れば、どのレンズメーカーもその方向を目指すことになるだろう。

映画の未来はより大きなセンサーサイズに向かっていることは明らかだ。ARRI 65や富士フイルム、あるいはハッセルブラッドのような中判カメラのメーカーも、中判カメラにビデオ機能を搭載し始めており、大きなセンサーでビデオを撮る方向を後押しするだろう。この動きは、今後のビデオ業界の方向を決め、変革していくことだろう。

 

ソニーUSAのプレスリリースは以下の通り:

Sony Electronics is announcing plans for its next-generation CineAlta digital motion picture camera system. This latest addition to the CineAlta family is being developed through careful research and close collaboration with creative professionals including Directors, Cinematographers and Digital Imaging Technicians. Through the implementation of features demanded by the industry, Sony is demonstrating its commitment to innovation and the creative freedom needed for feature filmmaking and production.

Technology highlights and key benefits:

  • Full Frame 36x24mm sensor exclusively designed for this Digital Motion Picture Camera
  • Aspect ratio-agnostic – including Full Frame, Super35 4K 4-perf 4:3 Anamorphic and 4K spherical 3-perf 17:9
  • New image sensor enabling exceptional picture quality
  • Maintains the workflow established with Sony’s 16bit RAW/X-OCN and XAVC
  • Compatible with current and upcoming hardware accessories for CineAlta cameras (DVF-EL200 Full HD OLED Viewfinder, AXS-R7 recorder, AXS-CR1 and AR1 card reader, AXS and SxS memory cards).

Sony CineAlta Background:

Sony pioneered high-end digital motion picture production technology, with the first 24p digital camera system (HDW-F900), the first RGB recording system (HDC-F950 and SRW-1) and the Super 35mm image sensor camera (F35).

CineAlta raised the standard of motion picture production with cutting-edge digital imaging technology, greatly contributing to 3D, 4K, HDR; and will continue to innovate in the future.

次世代のCineAltaは、詳細な調査と、撮影監督やデジタル画像技術者などクリエイティブプロフェッショナルと協力して開発されているとしており、技術的なハイライトとしては、以下のような項目を上げている。

  • デジタルモーションピクチャーカメラ専用のフルフレーム36x24mmセンサー
  • アスペクト比フリー:Full Frame, Super35 4K 4-perf 4:3 Anamorphic, 4K spherical 3-perf 17:9
  • 優れた画質を実現する新しいイメージセンサー
  • ソニーの16ビットRAW / X-OCNおよびXAVCで確立されたワークフロー
  • 従来のCineAltaカメラやSxSのような記録メディアなどのアクセサリーと互換性がある

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