ソニーは、ECM-W2BTワイヤレスマイクとECM-LV1コンパクトステレオラベリアマイクの2つの新製品を発売した。 ECM-W2BTは、カメラのマルチインターフェースシューでカメラに接続される。
ソニーは、Vloggerやコンテンツクリエーター向けにZV-1やRX100 VIを発売している。
また同社は、カメラをワイヤレスで制御できる便利なグリップGP-VPT2BTも発売した。今回はシンプルさと使いやすさを念頭に置いた小さなワイヤレスマイクECM-W2BTをリリースした。
主な特徴
ECM-W2BTは、送信機と受信機で構成されるワイヤレスマイクシステム。送信はBluetoothで行われ、遅延は短く、到達範囲は最大180mとなっている。
送信機と受信機の両方にバッテリーが内蔵されており、最大9時間の動作が可能。マルチインターフェースシューを使用しない場合にECM-W2BTレシーバーを接続すると、レシーバーのバッテリー持続時間はわずか3時間になる。
ECM-W2BTには、レシーバーとマイクを持ち運ぶのに便利なコネクター保護ホルダーが付属している。セットはコンパクトかつ軽量で、送信機はわずか26g、受信機は28gだ。
また、ECM-W2BTは耐湿性/防塵性があり、更に厳しい条件下での撮影用のポートカバーも備えている。
受信機
レシーバーは、内蔵のホットシューを介してカメラに取り付ける。レシーバーはMI Shoe Digital Audio Interfaceに対応しており、ケーブルで接続する必要はなく、低ノイズと高品質のサウンドを実現する。
レシーバーの右側には、充電用のマイクルUSB Type-Bポートと、MIシューを備えていないカメラやオーディオレコーダーに接続するための3.5mmミニジャック出力が用意されている。
左側には2つのスイッチがあり、つはアナログ/デジタル出力を切り替えるためのもので、もう1つは異なるピックアップモードを切り替えるためのもの。選択できるピックアップモードは、マイクのみ、レシーバーのみ、またはマイクとレシーバーの両方の3通りが選択できる。
またレシーバーの背面には、撮影中の人の声を録音するための小さなマイクが内蔵されている。
送信機
前述のように、ECM-W2BT送信機は、ユニットの上部に全方向性マイクを内蔵している。ソニーによれば、「マイクは異音の抑制にも効果がある」とのこと。内蔵マイクの横には、ラベリアマイクを接続するための3.5mmマイク入力がある。
また、2つのLEDインジケーターは、レシーバーとの接続状態とバッテリーの状態を示す。
ユニットの背面にはクリップがあり、シャツやズボンに取り付けることができる。
右側には、On/OFFスイッチ、充電用のマイクロUSB Type-Bポート、および減衰セレクター(0 / 10dB / 20dB)がある。
ECM-W2BTには、送信機用のジャマーが付属しており、3.5mmマイク入力に接続して風切り音を低減する。プラグを差し込むと、音質を改善するために何らかのローカットフィルターが適用されると思われる。
ECM-LV1ステレオラベリアマイク
ECM-W2BT用にステレオラベリアマイクECM-LV1もリリースされた。このラベリアマイクには2つの全方向性マイクカプセルが内蔵されている。
もちろん、ECM-LV1には3.5mmマイクコネクタが付いているので、スマートフォンなどでも使用できる。
ECM-LV1は、長さが1.26インチ、直径が0.43インチで、屋外での撮影時にジャマーが付属している。
価格と発売時期
どちらも現在入手可能で、ECM-W2BTは22,500円(税別)で受信機/送信機セットのほか、ジャマー、USB充電ケーブル(1本)、コネクタ保護ホルダー、および3.5mmから3.5mmのオーディオケーブル(1本)ポーチが付属する。
ソニーECM-LV1ステレオラベリアマイクは3,000円(税別)で、ジャマーが付属する。
ソニーのカメラで使用する場合は、このワイヤレスマイクは大変便利だ。
ソニーのウェブサイトはこちら。