ソニーは、ソニーEマウントミラーレスカメラ用に作られたF1.4の標準50mmオートフォーカスレンズ、FE 50mm F1.4 GMを発表した。ソニーFE 50mm F1.4 GMレンズは、1,298ドルで既に予約受付中。
あなたがすでにソニーFE 50mm F1.2 GMをご存じなら、その2つのレンズのサイズと重量には大きな違いがある。新しいソニーFE 50mm F1.4 GMは、ポートレートやスタジオワークに特化したレンズのFE 50mm F1.2 GMと比較して、より小さく、軽く、またより手頃な価格なので、より汎用性の高いレンズといえる。
ソニー FE 50mm F1.4 GM:軽量・コンパクト設計
ソニーFE50mm F1.4 GMは516gと軽量で、コンパクトなミラーレスボディに非常によくマッチしている。レンズの長さは7.9cm、幅は9.4cmなので、非常にコンパクトだ。
50mmレンズは24mmや35mm G-Masterレンズと非常に似たサイズと重量なので、カメラをジンバルに装着する際に簡単にレンズを交換することができる。24mmや35mmと同様に、50mmも67mm径なので、フィルターを共用することができる。
解像度とボケ味
2枚の非球面レンズが収差や歪曲を抑えながら、解像力とシャープネスを発揮する。1枚の超低分散ガラスは、色収差とカラーフリンジを除去する。ナノARコーティングにより反射光を抑え、ゴーストやフレアを低減し、コントラストと色精度を向上さ せている。
開放F値1.4は、被写界深度を浅くし、背景をぼかすことができるため、ポートレートのような柔らかなボケ味を表現するのに適している。また、F1.4という開放F値により、暗い場所での手持ち撮影にも対応でき、被写界深度のコントロールやボケ味を楽しむことができる。
レンズの操作と機能
絞りリングを誤って動かしてしまうことを防ぐ、アイリスロックスイッチを新たに搭載。また、このスイッチを解除することで、絞りリングをシームレスかつ静かに回転させることができる。また、F値が刻まれた見やすい絞りリングは、レンズのクリックを外すことができ、動画撮影時にスムーズかつ静かに絞りをコントロールすることができる。
フォーカスホールドボタンを2つ配置し、直感的な操作と選択した設定への素早いアクセスを可能にしている。また、リニアレスポンスマニュアルフォーカスリングにより、リニアなフォーカスコントロールが可能になっている。
オートフォーカス
2つのXDリニアモーターにより、高速で静かなAFを実現し、被写体追従機能も備えている。また、静止画・動画ともに操作性を向上させるため、必要に応じて自然なマニュアルフォーカスの操作ができる設計になっている。レンズ鏡胴には、AF/マニュアルフォーカススイッチを配置し、ピント合わせの操作を可能にしている。被写体との最短撮影距離は、オートフォーカスで41cm、マニュアルフォーカスでも38cmとなっている。
主な特徴
- 人気の50mm焦点距離
- 開放F値1.4
- G-masterレンズの品質と解像度
- フィルター径67mm
- 516g/18.2ozの軽量・コンパクトサイズ
- 2つのXDリニアモーターで正確かつ高速なオートフォーカスを実現
- フォーカスブリージングを最小限に抑制
- 絞りリングをスムーズに操作できるデクリックボタン
- アイリスロックボタン
- 2つのフォーカスホールドボタン
- ソフトで美しいボケ味
- 防塵・防滴設計
- 11群14枚のレンズ構成
- 41cm/16″の近接撮影性能(オートフォーカス使用時
- 38cm/15″の近接撮影が可能(マニュアルフォーカス時
- フレア・ゴーストを軽減するナノARコーティングを採用
価格と発売時期
ソニーFE 50mm F1.4 GMは1,298ドルまたは1.490ユーロで既に予約受付中だが、出荷開始は3月中旬~下旬頃と予想されている。サンプル画像付きの詳細な情報は、こちらのソニーのウェブサイトをご覧ください。