ソニーは、シネカメラFX9の次期ファームウェアの情報を公開した。FX9ファームウェアバージョン4.0は、2022年10月にダウンロードが可能になる予定。C3(Camera Connect Cloud)ワークフローのための新機能をはじめ、その他の機能、そしてもちろんバグフィックスも提供される。
ソニーは、ハイエンドのミラーレスやシネ分野での機能ロードマップに関して、顧客の声に耳を傾けており、発売から何年経っても、機能を追加するためにアップデートが行われているのは嬉しいことだ。
今回は、FX9のファームウェアバージョン4.0の情報を公開し、カメラ・トゥ・クラウドの機能やその他の改良を行う。現在のバージョン3は2021年11月にリリースされたもの。
FX9ファームウェアバージョン4.0
FX6と同様に、今回のFX9ファームウェアバージョン4.0では、FX9にソニーC3機能の強化が追加されている。FX9はすでにC3ワークフローを活用することが可能だったが、バージョン4.0では、クラウドサービス「C3 Portal」のインターフェースにいくつかの機能が追加されている。
- クラウドからカメラへのLUTファイルインポート
- ALLファイルのカメラへの取り込み/クラウドへの書き出し
- 高解像度ファイルの自動アップロード
さらに、ソニーFX9のファームウェアバージョン4.0アップデートでは、カメラに以下の機能が追加されている。
- ワークフローの改善
– LUTデータのメモリーカードへの保存 - VOC
– オーディオレベルメーター表示切替(Ch1.2 <-> Ch3.4)
– オーディオモニター選択機能のアサイン可能ボタンへの割り当て
– スロー&クイックモーション、プロキシ録画(プロキシ録画は強制的にOFFにできない)
– アサイン可能なボタンのLEDランプ点灯/消灯モード
全体として、これはすべてのユーザーにとって最もエキサイティングなアップデートではないかもしれないが、ソニーがユーザーの声に耳を傾け、常に改良していることを表している。問題は、私たちが最初に見ることができるのは、全く新しいカメラなのか、それとも大規模な機能改善を伴うバージョン5.0なのか、ということだろう。
Link: Sony website