ソニーはFX9フルフレームシネマカメラは、ファームウェアアップデートV2.10をリリースした。4K UHD 120fps RAW出力(XDCA-FX9拡張ユニット必要)を追加し、ホワイトバランス調整も改善した。 4K UHD 120fps RAW出力をProRes RAWで記録するには、 Atomos Ninja V +レコーダーが必要。
2021年4月に、ソニーはFX6とFX9のファームウェアアップデートを発表し、4K UHD 120fps RAW出力を可能にするとした。発表の中で、ソニーはまた、Atomosがこの機能に対応する新しいNinjaレコーダーをリリースする予定と述べている。
その通り2021年4月末に、Atomosは新しいレコーダー、Ninja V +と新しいNinja Streamをリリースした。新しいモニターレコーダーは従来のNinjaVの形状と同じだが、ProRes RAWで最大8K/30pまたは4K/120pを記録することができる。
FX9 V2.10ファームウェアアップデート
FX9の新しいファームウェアアップデートv2.10には、次の2つの新しい機能がある。
- 3840×2160RAW出力で最大120fps
- ホワイトバランス調整の改善
高フレームレートのRAW出力に関しては、2,500ドル相当のXDCA-FX9拡張ユニットが必要になる。一方FX6は、アクセサリーなしで4K/120p RAWを出力できる。
ホワイトバランス調整の改善に関しては、Alister Chapman氏のXDCAM-userに有用な記事がある。氏は新しいWB調整をテストし、改善が昼光のホワイトバランスのプリセット設定に影響するとしている。 FX9は、WBが4000K以上に設定されている場合、画像の緑色がわずかに強調されていた。アップデート後、FX9はよりニュートラルなホワイトバランスを提供し、グリーンバイアスが少なくなる。下は5500Kでの比較。
ファームウェアアップデートは無料で、ソニーのウェブサイトからダウンロードできる。このアップデートは、PXW-FX9とXDCA-FX9拡張ユニットの両方に適用される。
Links: XDCAM-User