ソニー純正の4連バッテリーチャージャー、NPA-MQZ1Kが発売された。αカメラのバッテリー充電用に最適だ。また、カメラへの電源供給にも使用できる。
ソニーNPA-MQZ1K、4連バッテリーチャージャー
NPA-MQZ1Kは、ソニーα7S IIやα6500などのカメラで使用するNP-FW50バッテリー用の4連バッテリーチャージャー。また、ソニーα9と同時に発売された、より大容量のZシリーズバッテリーとも互換性があり、8時間で4個のバッテリーの充電が可能としている。
ソニーのαカメラユーザーは、ビデオモードでは約1時間しかもたないNP-FW50に不満を抱いていたのではないだろうか。多くの場合、サードパーティのメーカーから追加バッテリーと多連充電器を購入していたと思う。ソニーの純正品が待たれていたわけだ。4万円以上するが、もはや必需品だろう。
αシリーズカメラのバッテリーチャージャー
ソニーNPA-MQZ1Kは、FS5またはFS7に搭載されているバッテリーチャージャー同様、スイッチの切り替でバッテリーチャージャーとカメラのACアダプターとしても使用できる。バッテリーの形をしたケーブル付きのアダプターを介してカメラに電源を供給する。この場合、ケーブルを出すために、カメラのバッテリー収納部の蓋を取り外す必要がある。またACアダプターとして使用している場合は、バッテリーチャージャーとしては使えない。
サードパーティのメーカーが提供する同様の製品もあるが、アダプターの不具合が報告されており、躊躇しているユーザーも多いだろう。ソニーが純正品を発売したことにより、多くのカメラマンにとって朗報だし、特にイベント撮影のような外部レコーダーを使用して、カメラマンが付かないBカムの電源として注目されることだろう。
また、NPA-MQZ1Kは最大2個のUSBデバイスに電力供給することができる。
バッテリーパックとしても使用可能
なお、NPA-MQZ1Kは、バッテリープロテクターを取り外し、付属の蓋で片側2個のバッテリーベイをカバーすると、2個のバッテリーパックとして使用できる。
カメラのバッテリーグリップのように洗練された形状ではないが、NPA-MQZ1Kには6つの標準的な1 / 4-20ネジ穴が用意されており、カメラケージなどにマウントできるようになっている。
価格が高価だが、2個のNP-FZ100バッテリーも含まれている。