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ソニーがPDT-FP1を発売 – ポータブル5Gデータトランスミッター

今回発売されたソニーPDT-FP1は、ロケ撮影用の革新的な5Gベースのポータブルデータトランスミッターだ。先日発表されたばかりだが、世界的に発売が開始され、間もなく世界中で入手できるようになる。PDT-FP1は、国内外の幅広い5G波帯、Sub6通信、スタンドアロン5G通信、ローカル5Gに対応し、迅速かつ安定した伝送を実現する。

PDT-FP1はかなりコンパクトで、重量は約300g。長方形の画面はかなり大きなスマートフォンのようだが、冷却システムを内蔵しているため、デバイスはかなり厚くなっている。デバイスは標準的な1.4″三脚ネジで支えることができ、リギングが容易で、高速・低遅延伝送に最適化された独自のアンテナ設計を採用している。

Sony PDT-FP1 antenna design and tripod screw. Image credit: Sony

ポートおよび接続性

PDT-FP1には、高速データ転送用の有線LAN端子、映像伝送用のHDMIタイプA、通信用のUSB-C、電源供給用の追加USB-Cの4つのポートが装備されている。これらのポートは、デバイスをかなりコンパクトに保ちながら、十分な接続オプションを提供する。ソニーは他メーカーのカメラとの互換性を保証することはできないが、このデバイスはいくつかのカメラで動作するはずだ。クラウドサービスに関しては、現在のところ、ソニーのクラウドサービスと直接同期する。

Sony PDT-FP1 ports. Image credit: Sony

対象ユーザー

ワイヤレストランスミッターは他にもあるが、ソニーPDT-FP1は、コンパクトで軽量なデザインと、安定性と速度の両方を保証するデュアルSIM(物理またはe-SIM)5G伝送機能という、かなりユニークな組み合わせを特徴としている。これらは、ENGクルーや素早いターンオーバーを必要とする単独のオペレーターにとって理想的なものとなるはずだ。また、動画と静止画の両方の伝送が可能なので、フォトジャーナリストにも有効だろう。内部バックアップは256GBで、最大1TBまでのマイクロSDカードスロットも備えている。また、モニターとしても使用できる。

価格と発売時期

PDT-FP1は、日本では2024年5月頃に発売される。その他の国での発売は、さらなる規制の手続きが必要なため、現時点では未定となっている。ソニーは、これらの検討事項が解決された後、PDT-FP1をグローバルに発売する予定であり、予想価格は約1300ユーロ(約1410ドル)程度とされている。

ソニーのウェブサイトはこちら

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