ソニーが待望のフルフレーム対応FE 35mm F / 1.8を発表した。Distagon T * FE 35 mm F1.4 ZAに代わる、軽量で明るい単焦点レンズだ。
FE 35mm F/1.8の特性
FE 35mm F / 1.8(SEL35F18F)は、すべてのソニーのフルフレームカメラに対応しており、わずか280gで、現在発売されている35mmでは最も軽量なレンズのひとつ。直径は65,6 mm、長さはわずか73 mmと非常にコンパクトでもある。
このレンズは、球面収差を低減し歪曲収差を低減するため、1枚の非球面レンズを含んでいる。レンズは9群11枚構成。9枚の絞り羽根を持ち、滑らかで心地良いボケ味を提供する。最短合焦距離は22 cmで、フィルター径は55 mm。
FE 35mm F/1.8の特徴
ソニーのFE 35mm F / 1.8は、埃や湿気に強く、日常的に使えるレンズだ。レンズの側面には、カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンとフォーカスモードスイッチがある。カメラのメニューで、ほとんどすべての機能をフォーカスホールドボタンにアサインすることができる。
マニュアルフォーカスモード時は、リニアレスポンスMFにアクセスできる。フォーカスリングを回すとフォーカスが直線的に変化するので、フォーカスリングをより細かく制御できる。他のモデルでもこのようなマニュアルフォーカス操作ができるものがあるが、非常に扱いにくい場合もある。
同社は、リニアモーターAF駆動システムは「高速・高精度・高追随」なオートフォーカスが可能としている。また、「動画撮影時のウォブリングにも対応し細やかなピント合わせが可能」としている。
今後テストして、これがどの程度有効か見てみたい。
価格と出荷時期
ソニーFE 35mm F / 1.8は8月30日に発売予定で、希望小売価格は87,000円(税別)。なお、ソニーDistagon T * FE 35 mm F / 1.4 ZAレンズは希望小売価格220,000円(同)で、3倍重い。