ソニーRX100V & α6500 — 欧州のプレス発表会にて
先日ソニーヨーロッパ主催のプレスイベントが開催された。先に発表されたRX100Vとα6500だが、ここでハンズオンすることができたので、その映像とともに報告する。映像はRX100Vのもの。α6500はまだ開発途中で、記録することはできなかった。
以下は、主な特徴
RX100V、α6500共通の特徴
- α99IIと同じBIONZ XイメージプロセッサーとフロントエンドLSIチップを搭載、高速処理に対応
- バッファー容量が大きくなっており、高速連写やより長いスローモーションに対応
RX100Vの特徴
- 画質の向上
- ローリングシャッター現象が著しく改善された
- オートフォーカスの高速化と精度が向上
- フォトモードでは24fpsで6秒記録可能。短い時間だが、論理的には5Kのビデオが記録できることになる。
- 新しいマリンパック MPK-URX100A防水ケースで40mまで潜水可能
α6500の特徴
- オートフォーカス機能が改良されており、被写体をロックすると、これをフォローする。ジンバルでの使用で効果がありそうだ。また、タッチパネルでオートファーカスする被写体を選択できるが、3種類のスピードを選択でき、フォーカスする対象の変更も容易。
- 熱対策が施され、以前の問題は解決されたようだ。カメラのメニューに“Auto power off temp”があり、Standard とHighを切り替えることができる。Highでは、カメラは多少熱くなるが、熱でカメラがシャットダウンするまでの時間は長くなる。どれぐらい長くなるかは様々な要因によるが、いずれにしても実用上効果の高い改良と言える。
- 5軸手振れ補正を搭載。
- メニュー構成を改良。ビデオ系のメニューが探しやすくなっている。
- 低照度特性が改善されている
まとめ
RX100Vとα6500両方とも、ビデオ画質と機能の改善がされている。ただし、相変わらずヘッドフォン端子が装備されていないのは残念だ。また、α6500でローリングシャッター効果が著しく改善されているのも特筆される。今後、更に実使用テストなどを行っていきたい。