ソニーはUSW3.1 Gen 2を搭載した世界最速のSD/microSDカードリーダーMRW-S3を発表した。これはUHS-II に対応したUSBハブで、最大100WのUSBパワーデリバリー(USB PD)とHDMI出力機能を搭載している。ソニーはまた、64GB、128GB、および256GBのSF-MカードでTOUGH SDXCラインを拡張した。新製品はすべて2019年秋に発売予定。
およそ1年前、ソニーは超耐久かつ超高速SDカードのTOUGHシリーズを発表した。このカードは完全に密閉され、リブレス、スイッチレスで一体成形されており、落下や、湾曲、水やほこりに対する高い耐性を持っている。また、非常に高速で、読み取り最大300MB / s、書き込み最大299MB / sの速度を提供する。容量は32GB、64GB、および128GBが用意されていた。
今回、ソニーはのSDXCカードでTOUGHラインを拡大し、UHS-II SD / microSDリーダーを搭載した世界最速の多機能USBハブを発表した。(国内での発表はまだ無い)
MRW-S3 - UHS-IIリーダー付きUSBハブ
MRW-S3は、高速で信頼性の高いデータ転送を提供するポータブルUSBハブ。同社の社内テスト(2019年6月現在)に基づき、MRW-S3は世界最速のUHS-II SDおよびmicroSDカードリーダー、かつUSB 3.1 Gen 2ハブとしている。最大1000MB / sの高速データ転送をサポートする。(転送速度はホスト機器、OSのバージョン、または使用状況によって異なる)。
MRW-S3 USBハブは、着脱可能なUSB-C – USB-Cケーブルを介してホストコンピュータに接続する。 2系統のUSB-Cコネクター、1系統のUSB-Aコネクター、Micro SDおよびSD UHS-IIカードリーダー、1系統のHDMI出力を備えている。HDMI出力は4 K 30 fpsを出力でき、アダプターを必要とせず外部モニターを接続することができる。(ホストPCがUSB Type-CポートからDisplayPort出力をサポートできる場合)。
さらに、MRW-S3は最大100WのUSBパワー入力が可能で、USBデバイスと安定した信頼性の高い接続を保証する。なお同社は35W以上のUSB PD ACアダプターを使うことを推奨している。 USB電源レベルインジケータを使用すると、各ポートが最大電源レベルに対応しているかどうかをユーザーに通知することができ、不適切な電源管理による突然の切断の心配がなくなる。
USBハブは、ウェーブ表面を備えた丈夫なアルミボディを備えており、傷にも強い。 MRW-S3の重さは95gで、ホストPCに接続するための着脱可能なUSB-C – USB-Cケーブルが付属している。このケーブルは、eMarkerが内蔵されているため、USB 3.1 Gen 2デバイスやUSB PD ACアダプターに最大100 Wで接続できる。
TOUGH SF-Mと SF-E カード
昨年導入されたソニーのTOUGHカードはV90の速度を持つ最高のSF-Gシリーズ。SF-Mシリーズはこれを拡大するラインアップとなる。これらの新しいカードは、最大277MB /秒の読み取り速度と最大150MB /秒の書き込み速度の高速データ転送を可能にしている。ただし、V60のため、最低保証書き込み速度は60MB /秒(240Mbps)となっている。これらのSDXCカードは、64GB、128GB、および256GBのサイズが用意されている。
SF-G TOUGHカードと同様に、SF-M TOUGHは世界で最もタフなUHS-II SDカードだ。標準のSDカードよりも18倍強力で、最高級の防水(IPX 8)および防塵(IP 6 X)レベルを達成している。
さらに、ソニーはSF-Eシリーズのラインアップとして、新しいUHS-II SDカードを発表した。これは最大転送速度が最大270MB / s、最大書き込み速度が120GB / s(128GBおよび256GBモデル)。 64GBモデルの場合、書き込み速度は70MB /秒となっている。これらのカードはV60(128GBと256GBのバージョン)とV30(64GBがある。
SF-M TOUGH SDカードとSF-Eシリーズはどちらも、誤って削除されたデータを回復する目的で、MacとWindows用のファイルレスキューソフトウェアを提供している。
ソニーのMRW-S3 USBハブ、TOUGH SF-Mシリーズ、SF-Eシリーズのメモリカードは2019年秋に発売予定。