ソニーは、5Gミリ波と5G sub6両方の高速ワイヤレスデータ転送に対応したプロフェッショナル向けの新しいスマートフォンXperia PROを発表した。マイクロHDMIポートを備え、5Gでビデオをストリーミングしながらカメラの外部モニターとして使用できる。その他のスペックはXperia1IIと同じ。価格は税別227,091円となっている。
2020年2月にソニーがXperia1 IIスマートフォンを発表したとき、Xperia PROにも触れられていた。Xperia PROはHDMIポートを備えたプロフェッショナル向けのスマートフォンで、カメラの外部モニターとしても使用できる。今回α1カメラと一緒に発表された。
Xperia PRO 5G
XperiaPROは、高速ワイヤレス転送が可能で、高速データ転送用に5Gミリ波と5G sub6をサポートしている。ソニーによると、360度アンテナ設計と低誘電率素材は、5G信号接続に最適化されている。
さらに、ネットワークビジュアライザー機能(Xperia PROの側面にあるショートカットボタンから起動できる)は、デバイスの信号方向、通信方法、および通信速度を視覚化して、カメラマンがライブに最適な場所を見つけるのに役立つ。これは、現在の信号受信状態や受信されている5G信号の方向、通信スループットとヒストグラムを表示する。
HDMIモニターとしてのXperiaPRO
映像クリエーターにとってもう1つの興味深い機能はマイクロHDMI入力コネクタで、これでカメラと接続することによりモニターとして使用できるだけでなく、リアルタイムで配信するための5Gデータリンクとしても機能する。 Xperia PROは、サードパーティーアプリを使用して、ビデオをRTMPサーバーにストリーミングしたり、ソーシャルメディアプラットフォームに直接ストリーミングしたりできる。
またアスペクト比21:9の6.5インチ4K HDR OLEDディスプレイを備えており、BT.2020色空間をサポートしている。プレインストールされた外部モニターホストアプリで、画面ロック、画面の明るさの調整、ズーム、グリッドラインなどの機能を使用できる。またUSB接続を使用すると、映像ファイルを5G経由でFTPサーバーにアップロードすることもできる。
Xperia PROには、Xperia 1IIと同じ機能が搭載されている。例えば、人間と動物の両方に対応したリアルタイム瞳AFや24、30、または60fpsの4K HDRビデオ記録、および120fpsのスローモーション撮影も可能だ。背面には、16mmウルトラワイド、24mmワイド、70mm望遠の3個のカメラが搭載されている。本体は、IP65 / 68定格の防水性と防塵性を備え、Corning Gorilla Glass6でディスプレイ保護を行っている。プロセッサーはQualcomm Snapdragon 865と、Snapdragon X555Gモデムシステムを搭載し、4,000mAhのバッテリーを内蔵している。
価格と発売時期
Xperia PRO 5Gは現在入手可能で、価格は税別227,091円となっている。
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