Soonwell がDSLRやDSLMカメラ用のビルトインバッテリーハンドルPH70を発表した。現在予約注文可能。Soonwellは中国の深圳に拠点を置くメーカーで、バッテリーや照明器具などの撮影用アクセサリーを製造している。
主な特徴
Soonwellは、様々な種類のDSLRやDSLM(Digital Single Lens Mirrorless)ケージと互換性があるバッテリートップハンドルを導入した。同社はほとんどのケージに対応すると述べている。ハンドルには、1/4 20インチのネジがあり、これらのケージに固定できる。ハンドルには、2系統のD-Tap(各14.8V、5A)、1系統のUSB(5V、2.1A)および2系統のDC(各3Aで12Vおよび8V)コネクターが装備されている。
このハンドルには、デュアルD-Tapポートの消費電力が10Aを超えると点灯する「過負荷」インジケータが付いており、安全面にも配慮されている。
この電源オプションは、カメラや照明、オーディオ機器、カメラ用モニター、オーディオ/ビデオトランスミッターなどに電力を供給することもできる。消費電力の許容範囲内であれば、これらすべての機器に同時に電力を供給できる。
また、PH70は長時間の撮影にも対応でき、発熱も少ない。同社はまた、電力供給の安定性にも問題ないと述べている。更にグリップは滑り止めゴムで部分的に覆われており、持ちやすさも考慮されている。バッテリー充電レベルを表示する「チェック」ボタンと5つのLEDでバッテリーの状態をチェックすることができる。
もう1つの便利な機能は、ハンドルの上部にコールドシューがあり、ここにもアクセサリーを取り付けることができる。
ファーストインプレッション
まず、DSLRやDSLMの電源供給に対するニーズをハンドルの形で応えた製品として高く評価できる。ただし、上部のハンドルだけで623グラムの重量で、これは小型のDSLRカメラとほぼ同じくらいの重さだ。 72mm x 183 mm x 41 mm(H x L x W)のサイズで、写真からも分かるように、ハンドルは少しかさばるようだ。バッテリーとコネクター類が組み込まれているため、ある程度は仕方ないかもしれないが。
70 WHのバッテリーで複数のデバイスに電力を供給した場合、バッテリー持続時間はそう長くは無い。また別の問題は、撮影中に電源が切れた場合、どうするかだ。ハンドルを取り外して充電しなければならないが、その間ハンドルなしで撮影するか、このハンドルを複数個購入するかだ。
バッテリーの堅牢さはさらに重要で、バッテリーの落下には常に注意する必要がある。製品の説明文には、「慎重に使用し、落下しないように」と書かれている。我々映像クリエーターは皆、全ての機材は頑丈でなければならないことを熟知している。モーターバイクなどのイベントや野外ドキュメンタリー、独立した映画作品では埃、汚れ、突然の衝撃などは常に起こりえることで、「取扱注意」があえて書かれた機材は使いたくない。
恐らくメーカーは責任回避の目的でこのような「取扱注意」を付けているのだろう。トップハンドルは軽量で、滑り止めが施されており、人間工学に基づいた形でなければならない。また、厳しい使用条件でも安全に使用できなければならない。
このハンドルはまだテストしていないので、これらの考えはもちろん最初の印象にすぎない。
この製品は現在、380ドルで予約注文が可能で、今なら「soonwell2019」クーポンコードを使用して20%割引を受けることができる。