Sound Devicesは、すべてのMix Preレコーダー用の新しい7.13ファームウェアアップデートを発表した。このアップデートでは、Mix Preレコーダーがチャンネル間でレベルの不一致が発生する問題を修正している。また、USB-Cで電力が供給されると、すべてのユニットがUSB-Aポートに高い電流を供給するようになった。
Sound Devicesは、2019年に発売されたMixPre IIシリーズなどの製品のファームウェアアップデートを頻繁にリリースしている。バージョン6.00では、すべてのMixPreIIレコーダーが32ビットフロートモードでUSBオーディオストリーミングに対応したが、これはフィールドレコーダーとしては世界初。バージョン7.00では、レコーダーに直接組み込まれたノイズリダクションプラグインNoiseAssistを導入した。
MixPre レコーダー用7.13ファームウェアアップデート
まず、このファームウェアアップデートは、MixPre-3、MixPre-3M、MixPre-3 II、MixPre-6、MixPre-6M、MixPre-6IIなど、すべてのMixPreレコーダーを対象としている。
この7.13ファームウェアアップデートで修正されるリストを以下に示す。
- MixPreは、チャネル間にレベルの不一致がある問題に対処。
- ユニットにUSB-C経由で電力が供給されると、すべてのレコーダーがUSB-Aでより高い電流を供給するようになった。 USB-Aは最大500mAを提供するが、周辺機器に500mA以上が必要な場合は、電源付きハブを使用する。
また、過去のアップデート(バージョン7.00以降)では、次のような変更と改善を行っている。
- フロントパネルのロック:チャンネルノブ1、2、および3を押すと、新しいフロントパネルメニューに入ることができる。トランスポートコントロール、タッチスクリーン、チャンネルノブ、ヘッドフォンノブをロックすることにより、誤って変更することを防止する。
- オーディオプロジェクトのデフォルトの分離トラック名は、「Ch1」、「Ch2」、「Ch3」などになった。
- MixPreレコーダーに接続されたキーボードを使用している場合は、いくつかの新しいUSBキーボードショートカットがある。また、USBキーボードのキーを0.5秒以上押し続けると、コマンドが繰り返されるようになった。これにより、ゲインやその他の機能を設定するためのキーボードの使いやすさが向上している。
価格と発売時期
Sound Devices7.13ファームウェアアップデートは無料で入手できる。こちらのSoundDevicesのWebサイトから直接ダウンロードできる。