Sound Devicesは日本の会社ではなく、アメリカの会社だが、カイゼンの考え方には熱心に取り組んでいる。そのSound Devicesが、同社の8シリーズのミキサー/レコーダー用に新しいv8.50ファームウェアをリリースした。
v8.50のファームウェアはSound Devicesの8シリーズのミキサー/レコーダーのみを対象としており、833、888、Scorpioのユーザーが対象となる。ここでの主な改善点は、ShureのADX5Dデュアルチャンネルレシーバーに対応したこと。
これらの受信機を使用するには、オプションのSL-2(大型のScorpioの場合はSL-6)スーパースロットモジュールが必要となる。このモジュールを使用すると、8シリーズのミキサー/レコーダーからShureレシーバーの特定のパラメーターを直接コントロールすることができる。
Sound Devices v8.50 ファームウェア
Sound Devicesは、公式Twitterチャンネルでこのアップデートを発表した。
Sound Deviceのダウンロードセクションによると、v8.50アップデートでは以下のような追加や改善が行われている。
新機能
- Shure ADX5DをSL-2経由で8-Seriesに、またはSL-6経由でScorpioに接続した場合のSuperSlotのサポート。8-Seriesのインターフェイスを使用して、周波数の設定、RFスキャンの開始と表示、RF履歴の表示、パラメーターとメニュー項目の編集などができる。
- Wisycom MCR54用の新しい「RF履歴レベル」メニューに、RSSIまたはリンクマージンの表示オプションが追加された。
変更点
- SL-2 または XL-AES オーディオが予期せずミュートになる問題点を解消。
- SL-2/SL-6「Use Transmitter Names」メニューを「Use Wireless Names」に変更。Audio Ltd A10-RXとShure ADX5Dがこの機能に対応する。
Shure ADX5Dは、こちらの動画で確認できる。
価格と発売時期
このファームウェアアップデートは無料で提供され、同社のウェブサイトから直接ダウンロードすることができる。