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Sound DevicesがScorpioを発表 - 32チャンネルレコーダー

ハイエンドのポータブルオーディオ/ビデオレコーダーで知られるアメリカのSound Devicesは、新しいオーディオレコーダー、Scorpioを発表した。 Scorpioは、32チャンネル/ 36トラックを録音できる、新しいフラッグシップサウンドフィールドミキサー/レコーダーだ。

Sound Devices Scorpio

最高峰のオーディオレコーダー

Sound Devices は2017年にMixPreシリーズを発売したが、これはポータブルかつ手頃な価格のオーディオレコーダーで好評を博した。この製品は、独立系の映画制作者や中小規模の制作会社に最適だったのだ。筆者もMixPre-6を購入したが、品質や音質は満足できるものだった。

今回Scorpioの発売により、Sound Devicesはハイエンドオーディオ製品に立ち返ったと言える。Scorpioのターゲットユーザーは、オーディオのプロやフィルムミキサーなどサウンドのプロフェッショナル達だ。

Scorpioは16マイク/ラインのプリアンプ、32チャンネルのDanteイン/アウト、AESイン/アウト、12系統のアナログ出力、そして複数のヘッドフォン出力を搭載している。

SD_Scorpio_Featured

Sound Devices’ Scorpio front and left panel.

主な特徴

Sound Devices製品をご存知なら、ユーザーインターフェースが良く考えられ、簡単であることもご存じだろう。UIは以前と変わらず、片手で数回ボタンを押すだけで、さまざまな機能にアクセスできる。また、内部マトリックスメニューを使用すると、任意の入力を任意のチャンネル、バス、または出力にカスタマイズでき、最大12のバスを個別に混在させることができる。

Sound Devicesが高い評価を得ている一つは、オーディオプリアンプの品質によるところが大きい。このハイエンドオーディオレコーダーのためにマイクプリアンプ回路は再設計され、さらに滑らかなサウンドが実現されている。同社によれば、ScorpioはSound Devicesの20年の歴史の中で最も低いSN比のプリアンプを搭載しているとのこと。さらに、プリアンプにはアナログリミッター(デジタルクリッピングがない)、ハイパスフィルター、遅延、3バンドEQ、そしてもちろんファンタム電源が搭載されている。

録音メディアは、256GBのSSDを内蔵しており、2枚のSDカードに同時に記録することも可能だ。AndroidスマートフォンアプリのSD-Remoteを使用すると、コントロール、タイムコード表示、メタデータ編集、トランスポートコントロールをスマートフォンの画面に表示できる。また、USB経由でキーボードをScorpioに接続してメタデータを編集することもできる。

Sound Devices Scorpio

電源は、2つのLタイプバッテリーかスマートバッテリー、NP-1、あるいはインライン電源で、TA4 DC入力を介して給電することができる。また、充電式リチウムイオンバッテリー、NPスタイルバッテリーカップ、スマートバッテリーカップ、TA5F-XLRFケーブル、SLライザー、およびデュアルベイスマートチャージャー/キャリブレーターなど、アクセサリが多数用意されている。

Sound Devices Scorpio

詳細については、同社のWebサイトも参照いただきたい。

価格と発売時期

価格は、8,955ドルで予約が可能。 2019年第2四半期内に出荷を予定している。

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