サウンドデバイス(Sound Devices)は、Scorpioおよび833レコーダー用のファームウェアアップデートV3.00をリリースした。いずれも無料でダウンロードできる。 同社のMixAssistアルゴリズム、CL-12リニアフェーダーコントローラーとの統合、トランスクリプションへの即時ハンドオフのためのAAC録音などを追加する。
サウンドデバイスは米国に本拠を置くメーカーで、Scorpioと833は今年リリースされたオーディオレコーダー。 Scorpioは、最大32チャンネル/ 36トラックを録音できる同社のフラッグシップサウンドフィールドミキサー/レコーダーだ。 833は、6つのマイク/ラインプリアンプ、8つのチャンネル、256 GBの内蔵SSD、デュアルLマウントバッテリーを備えたコンパクトなミキサー/レコーダーだ。これらのレコーダーに、ファームウェアアップデートバージョン3.00がリリースされた。
V3.00アップデート
ファームウェアバージョン3.00には、同社のMixAssistアルゴリズム、一般的なCL-12リニアフェーダーコントローラーとの統合、文字起こしに対応したAAC録音などの機能が含まれている。
Sound DevicesのMixAssistアルゴリズムは、マルチマイクアプリケーションでの不要な干渉を減らすため、未使用のマイクを自動的に減衰させる。 MixAssistは、7シリーズのレコーダーと6シリーズのミキサー/レコーダーにも採用されており、Scorpioおよび833にも採用された。
また同社のCL-12リニアフェーダーコントローラーがサポートされるようになった。 CL-12は、屋外録音専用に設計されており、Scorpioおよび833で使用できるようになった。
ファームウェアバージョン3.00は、タイムコードが重畳された圧縮AACファイルの記録にも対応しており、文字起こしが簡単になった。プライマリおよびバックアップ記録を行いながら、AACファイルを個別に記録できる。
さらに、Scorpioと833にスマートバッテリーテレメトリが追加された。これにより、バッテリー残量、サイクルカウント、温度などのスマートバッテリー情報を表示できるようになった。
ダウンロードは、同社のサイトから可能。