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Sphere Pro - DSLR用360°レンズ

Sphere Pro - DSLR用360°レンズ

Sphere ProNew Yorkの新興企業Sphereopticsから発売された新しいレンズだ。このレンズは、DSLRやミラーレスカメラにマウントすると360°映像が可能となる。複数のカメラで撮った映像をつなぎ合わせて360°映像にするのではないため、簡単に短時間で360°映像を作ることができる。

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Sphere Proはカメラにマウントし、上に向けてセットすることにより、水平に360°、垂直方向は180°の撮影ができる。35mmフルサイズ用のレンズでニコンFマウントだが、アダプターを介してほとんどのカメラで使用することができる。絞りはF8 で固定されており、フォーカスも固定されている。

ビデオの画質を見ると、完璧と言うレベルには達していないが、手軽にVR映像を作成する分には十分だろう。このレンズの良いところは、従来のレンズで撮影しながら、必要に応じてレンズを交換するだけで、同じカメラでVR映像が撮影できること。もっと高画質で撮りたいなら、例えばREDのカメラに装着すれば6KでVR映像が収録できる。画質は収録するカメラのセンサーで左右されるので、必要に応じてカメラを選択すればよいわけだ。

動作原理

このレンズには特殊なトロイダルミラーが仕込まれており、これによりレンズで捉えた周囲の映像を、イメージセンサー上に円形に結像する。解像度は、従って、円の内側と外側で異なる。収録された映像をVR用の映像に変換するのは、ピクセルマッピングを使用すれば簡単で瞬時にできる。ユーザーによれば、この処理はいたって簡単で、普通のiOSやAndroidを使用しているデバイスでもできてしまうとのこと。

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Sphereopticsは、従来よりGoProやスマートフォン用の球面レンズを作っている。スマートフォン用の球面レンズは特に興味あるところだ。同社はまた、VR用の映像を制作したりシェアしたりするアプリも開発している。最近ではスマートフォンでも4K映像が撮影できるので、レンズが改良されていくと画質の問題はそれほど気にならなくなるだろう。

Sphereopticsのサイトはこちら

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