Tiffenは、Steadicam Mシリーズへのエントリーとして、2つの新しいSteadicam M-2「コアキット」を発売した。これらのキットは、ベスト、アーム、フルソリ、ドッキングブラケットが付属しており、すぐに使用することができる。両キットの主な違いは、電源ベースがVマウントかゴールドマウントかの違いだ。
2019年、Tiffenはモジュール式スタビライゼーションシステムの1つであるSteadicam M-2を発表した。発売時、M-2には、 Steadicam Voltジンバル・アクティブホライズンアシスト技術が統合されていた。
つまり、Voltエレクトロニクスは、ソリとカメラのロール/チルト/パンモーションを測定し、ジャイロセンサーと強力なブラシレスモーターがカメラの位置を補正し、オペレーターの体の動き、例えば加速や減速に対抗できるよう水平を保つ。また、Voltはボタンを押すだけで、カメラを任意の位置に保持することができる。詳しくは、以下のビデオを参照いただきたい。
ステディカムM-2コアキットの発売
初代ステディカムM-2の価格は見つからなかったが、M-1が45,000ドル前後で販売されていることを考えると、おそらく同じぐらいだと思われる。より「お手頃」な選択肢として、Steadicam M-2 Core Kitsがリリースされた。
しかし、Steadicam M-2コアキットは安価だが、Voltジンバルが付属していない。M-2コアキットを購入すると、以下のようなものが同梱されている。
- ステディカム・ゼファー・ベスト1着
- G50X等弾性アーム(最大可搬質量22.6Kg)
- ソリ一式:M2フラットトップステージ、M2ジンバル、M2 1.58インチポスト、M2 1.58インチモニター用マウント
- M2ゴールドマウントまたはVマウントベースのどちらかを選択可能
- Mシリーズ・パッド付きドッキングブラケット1個
箱から出してすぐに撮影する準備はほとんど整う。もちろん、ドッキングブラケット用の重い積載量のスタンドは必要だが、それ以外はほぼ完璧だ。
それでも、ステディカムM-2コアキットにVoltジンバルが付属していなくても、後々システムをアップグレードすることが可能だ。また、Voltやその他のアクセサリーはいつでも追加することができ、将来を見据えたステディカムシステムを構築することができる。
価格と発売時期
ステディカムM-2コアキットは25,500ドルで発売中。モデルM2-Vボルトのアップグレードは6250ドル。
詳しくはこちらのTiffenのホームページをご覧いただきたい。