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SteadyCrossが全く新しい磁気スタビライザーを発表

SteadyCrossが全く新しい磁気スタビライザーを発表

SteadyCrossは、従来のSteadicamやGlidecam、あるいは電動3軸ジンバルとは異なる、全く新しいタイプの「磁気カメラスタビライザー」を発表した。何が違うのか見てみよう。

新しい種類のGlidecam

SteadyCrossはまったく新しい会社で、同社はIndiegogoで注目すべき新製品を発表した。従来の機械式SteadicamやGlidecamのように、動力源を必要としない。

筆者はメカニカルスタビライザーの自然な動きが好きだ。慣れるまでは少し練習が必要だが、ファームウェアやモーターの問題でトラブルに見舞われることはない。また、ジンバルのモーターに支配されるのではなく、自分の意志で動かせるのが良い。もちろん仕事の状況によってはジンバルのほうが適している場合もあるので、それぞれの特長がある。

SteideCrossは、Glidecamのようにスタビライザーの上にManfrottoタイプの501プレートを使用しているため、カメラをすばやく着脱できる。

また、下部には、カメラに応じてバランスをとるため、カウンターウェイトが付いている。

SteadyCross_01

動作原理

SteadyCrossは「渦電流を使用する最初の3軸ジンバル」と述べている。

スタビライザーの底部には、アルミニウム製のリングと、その周りにネオジム磁石が円形に配列されている。この磁気システムは同社が「マグネティックローター」と呼ぶもので、摩擦のない回転ができる。

「マグネティックローター」の下にはカウンターウェイトが付いている。更に三脚が内蔵されており、撮影の合間に立てておくこともできる。

3軸ジンバルと似ている点は、Glidecamの最も一般的な欠点の1つである「振り子現象」を独自のTorsion Limiterで抑制するデュアルラバーハンドルシステムを装備していることだ。

SteadyCross_02

仕様と価格

SteadyCrossは強固なアルミニウムとステンレスのボディで形成されている。部品は3D加工された、工業用グレードのABSプラスチック製だ。

このスタビライザーは最大1.6Kgのカメラを搭載することができる。収納する場合は、付属の六角レンチを使って2本のネジを緩め、アームを取り外す。

SteadyCrossはIndiegogoキャンペーンで、249ドルで予約することができる。通常の小売価格は、399ドル。(送料と税は別)

なお、これはクラウドファンディングキャンペーンで、オンラインショップではないため、確実に商品が手に入るわけではないのでご注意いただきたい。

クラウドファンディングキャンペーンはすでに目標の10,000ドルを超える26,000ドルが調達されている。キャンペーンは3月8日に終了し、全てが予定通りいった場合3月中に出荷される予定。もちろん遅れる可能性もあるので、予約した場合はフォローいただきたい。

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